在宅ワーク開始当初
夫の在宅ワークは新型コロナウイルスの感染拡大が騒がれて間も無くのころに始まりました。
流行初期は、とにかく未知のウィルスに恐怖を感じていたので、少しでも感染のリスクを減らせる在宅ワークが可能であることにありがたく思っていた私。しかし、これまでずっと朝から夜まで仕事で家にいなかった夫がずっと家にいるのです。幼い子どもが2人いるので夫が会議中は静かにするように注意したり、お昼ごはんも大人が1人増えると献立を考えるのも量を用意するのも大変になったり。また、おやつの時間にはお茶を淹れて持っていったほうがいいか、など気をつかってしまうようになりました。
そしてだんだん、終わりが見えないこの生活にストレスを感じるようになったのです。
ちゃんとしなくていいんだよ
そんなある日、夫からかけられた「お昼ごはん、こんなにちゃんとしなくていいんだよ。毎日大変じゃない?」という言葉に気づかされました。普段より頑張ってしまっていたということに……。
夫が仕事をしているのだから、私も家のことをしっかりしないと、という気持ちが強く普段より家事も育児も張り切ってしまっていたのです。夫はそんな私に気づいていたのだと思います。そして、それが続けばストレスになるということも。
それからは、普段どおりお昼ごはんは特別なものを作らず、そのときにあるものを食べる、お茶は飲みたければ勝手に淹れてもらうなど、私は「頑張る」のをやめました。
在宅ワーク万歳
頑張るのをやめたら、夫が在宅ワークをしてくれているほうがメリットが多いと感じています。一緒にお昼ごはんを食べられるので夫婦で会話する機会が増え、時には子どもたちが幼稚園に行っている間にランチに出かけて束の間のデートをすることも。
また、通勤時間がない分、朝の時間に余裕ができて子どもたちの朝の支度を手伝ってもらえるので、バタバタせずに済むのがありがたいです。
実母や義母からは「ずっと家で夫が仕事をしていて疲れない?」や「ストレス溜まるんじゃない?」と心配されますがとんでもない! 今や在宅ワーク万歳です。
「在宅ワーク万歳」と言えるのも、夫が私が無理をしていることに気がつき「ちゃんとしなくていい」 と言ってくれたからです。夫の言葉は頼まれてもいないのに勝手にちゃんとしないと、とプレッシャーを感じていた私の心を軽くしてくれました。きっとその言葉がなければ、いつか爆発していたことでしょう。
長い時間一緒にいるからこそ無理せず、一緒に過ごせて楽しいと思える時間を増やしていきたいです。
著者/大岡むぎ
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