痒くて痒くて眠れない日々
長女を出産して1カ月ほど経ったとき、脇腹の少し上あたりが痒くなりました。母乳がよく出ており、母乳パッドもこまめに替えないと漏れてしまうほどだったこと、また下着の位置が近かったので、締め付けがあることも原因だと思いました。
それからは下着を違うものに変えたり、こまめに母乳パッドを替えたりして清潔にしていましたが、痒みは次第に強くなり、夜も眠れなくなるほどに。慌てて皮膚科を受診しました。
受診しても治らない痒み…
受診したところ、「母乳でかぶれているから、清潔にして薬を塗ってください」と言われ、薬で様子を見ていました。しかし、痒みは増す一方で、かきむしり過ぎて血がにじみ、少し肌が変色してしまいました。このままではダメだと思い、また違う皮膚科へ。
しかし、そこでも母乳が原因と言われ、また違う薬をもらいましたが治りませんでした。困り果てた私に、義母が別の皮膚科を紹介してくれました。
やっとわかった原因は!?
紹介してもらった皮膚科へ行き、それまで皮膚科へ2軒行ったが治らなかったこと、痒くて夜も眠れず、かきむしってしまうことを伝えました。
診断結果は、「アトピー性皮膚炎」。医師に「小さいころになったことない?」と聞かれ、母にも確認しましたが、なったことはないとのことでびっくり。
出産後に体質や環境の変化により、今までなかった症状が出ることもあるようで、薬をもらって帰宅。その後、痒さはだんだんとなくなりました。
あれから約4年経った今では脇腹が痒くなることはないのですが、乾燥すると手が痒くなるので、こまめに保湿をしています。双子がまだ小さいので、自分のことで病院に行くことがなかなか難しく、後回しにしてしまうことが多いのですが、早めに受診することが大切だと実感しました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/ミロチ
著者:やまぐち さき
4歳の女の子、1歳男女の双子、夫との5人暮らし。子宮内膜症からの手術、不妊治療を乗り越えて育児中。闘病や不妊治療、双子の出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。