救世主は先輩3児ママ
鼻を押さえながら血まみれになったティッシュを長男は足元に山積みにしていました。すると見知らぬ女性が、やってきました。
「どうしたの? 鼻血?」
その女性はティッシュを差し出しながら声をかけてくれたのです。
「助かります。なかなか止まらなくて……」
そう言うと長男にティッシュを手渡してくれました。そして、何ごとかと寄って来た女性の子どもらしき女の子が長男を見ると、「学年違うけれど同じ学校の子だよ」と私と女性に説明してくれました。
長男の鼻血も止まり、一緒に遊びだした子どもたち。その女性と、「3人いると、こういうとき、どうにもならないよね。うちも3人いるからわかるよ。誰かがトイレ行きたいって言っただけで大移動だもんね」と、3人育児の話で盛り上がりました。
どうにもならない状況を助けてもらいありがたく感じました。さらに、「私もそうだった」と言うママさんに「大変なのは私だけではない」と、なんだかとても救われた私。その後も、そのママさんとはときどき連絡を取り、学校のことなどを聞ける先輩ママとして頼りにしています。
著者:安藤はるか/女性・主婦。2014年生まれ、2017年生まれの男の子と2021年生まれの女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています