救世主は先輩3児ママ
鼻を押さえながら血まみれになったティッシュを長男は足元に山積みにしていました。すると見知らぬ女性が、やってきました。
「どうしたの? 鼻血?」
その女性はティッシュを差し出しながら声をかけてくれたのです。
「助かります。なかなか止まらなくて……」
そう言うと長男にティッシュを手渡してくれました。何事かと寄って来た女性の子どもらしき女の子が長男を見ると、「学年違うけど同じ学校の子だよ」と私と女性に説明してくれました。
長男の鼻血も止まり、一緒に遊びだした子どもたち。その女性と、「3人いると、こういうとき、どうにもならないよね。うちも3人いるからわかるよ。誰かがトイレ行きたいって言っただけで大移動だもんね」と、3人育児の話で盛り上がりました。
どうにもならない状況を助けていただいてありがたく感じました。さらに、「私もそうだった」と言うママさんに「大変なのは私だけじゃない」と、なんだかとても救われた私。その後も、そのママさんとは時々連絡を取り、学校のことなどを聞ける先輩ママとして頼りにしています。
ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように!
イラスト/きりぷち
監修/助産師 松田玲子
著者:安藤 はるか
小3、年長の男の子と2歳の女の子のママ。カラーセラピストとしてお悩み相談のサービスを運用中。