みんなから愛される彼女の性格
私が夫と結婚してよかったと思っていることの1つに、ポジティブな義祖母との出会いがあります。彼女は夫の母方の祖母で、現在80代後半と高齢ですが、いつも好奇心旺盛で興味のあることにはすぐにチャレンジしてみる、とってもアクティブでポジティブな性格です。
その性格のおかげなのか、年下の人も含めたくさんの友だちに恵まれ、近場の外出先では必ずと言っていいぐらい友だちに遭遇するのだとか。そんな彼女は、現在自宅で書道の教室を開いており、私も約4年前から彼女に書道を習っています。私たちは書道の休憩時間中、まるで友だち同士のようにおしゃべりに花を咲かせ、毎回とても楽しく取り組んでいます。
高齢とは思えないアクティブさ
彼女が書道を始めたのは60歳を過ぎてから。それ以外にもフォークダンスに挑戦したり、小学生の登校中の見守り隊をしたりと、とてもアクティブに老後を過ごしてきたそうです。
70代で大病をしてからは思うように活動することが難しいようですが、80代後半の現在も、ガラケーからスマホに乗り換え、メッセージアプリでやりとりをしたり、写真共有アプリでひ孫たちの写真を見てコメントしたりと、興味のあることには果敢に挑戦しています。心配性で失敗を恐れてなかなか行動に移せない私は、そんな彼女の性格をかねてからうらやましく思っていました。
そんな義祖母の考え方とは
あるとき、私はそんな彼女の考え方が気になり「おばあちゃんは、どうしていつもそんなにポジティブで、いろいろなことに挑戦できるんですか?」と聞いてみました。
すると、彼女は「やってみてダメだったら『ま、いっかあ』って思うの。そこでやめればいいだけの話。あはははは〜」と、とっても楽しそうな、ニコニコした表情で言ってのけたのです。
私はその言葉を聞き「そっか、やってみてだめだったらやめればいいんだ」と、肩の力が抜けたような感覚になりました。「やらない後悔よりやった後悔」という言葉がありますが、彼女はまるでその言葉を体現しているかのようでした。夫もポジティブな性格なのですが、もしかするとこの祖母の影響を受けたのかもしれません。
私は夫と結婚して義祖母に出会い、そのポジティブな考え方に触れたことで「失敗を恐れずに小さいことからでも挑戦してみよう」と思えるようになりました。自分で自分の限界を決めず、何事にも挑戦してみるその前向きな姿勢、また、その挑戦が失敗に終わっても「ま、いっかあ。あはははは〜」と笑い飛ばしてしまう彼女の姿に、私はいつも元気をもらっています。
著者/今岡めい
作画/おはな
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