自分の親にすることは義両親にもする
私自身は就職を機に実家を出て以来、顔を合わせる機会が減った分、両親の誕生日や母の日・父の日などにはカードや花を贈ることが習慣になっていました。そのため夫と結婚した際は、あまり深く考えずに義両親にも同じようにし始めました。実家の両親にすることは、義両親にもするのがあたり前だと思っていたからです。
贈り方は、近い日にちで持参できるときは持参し、できないときは夫の名前や連名で郵送していました。
贈り物には無関心な夫との温度差
義両親はとても喜んでくれ、「こんなこと息子にしてもらったことない」とうれしそうにしてくれました。私もはじめのころは義両親のうれしそうな姿だけで「贈ってよかったな」と思っていたのですが、次第に夫の態度にひっかかり始めます。
夫は贈り物には無関心なようで、私が「今年は何を贈ろうか?」と相談しても反応が薄く具体案を言ってくることがありません。また「これに決めたよ」と報告しても、ごくたまに「ありがとう」のひと言だけで、仕事が忙しいときなどはそのままスル―ということも珍しくないのです。
贈り物はしょせん自己満足?
贈り物をするのは自分がしたいから。夫を含め、相手の反応を期待しない。そう自分に言い聞かせてみるものの、夫の無関心さに不満がたまっていきました。
ある年、これまでは私にもいつもあった義両親からのお礼メールが届かなかったことがありました。夫には義両親からLINEで「届いたよ。ありがとう」とメッセージがあったようですが、夫は「そういえばそんなメッセージきてたな」というだけ。義両親からの連絡を共有してくれないことにモヤモヤ……。なんだか急に虚しさを感じ、「もう贈り物をするのはやめよう」と思った瞬間でした。
ここ数年は「もう来年こそは絶対しない」と心に決めるものの、また日にちが近づいてくれば結局贈ってしまう状態です。無関心な夫に対して不満を感じてしまうくらいなら、思い切ってやめたほうがよいと頭ではわかっているのですが……。なかなか実行に移せずにいます。
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著者:川木みさ
7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。