息子に会えるのが楽しみな義母
夫の実家は遠方で、新幹線で2時間以上かかります。そのため、義母は孫である私たちの息子となかなか会うことができず、会えるのは年に数回程度でした。
あまり会えないぶん、毎回会える日をとても楽しみにしてくれていて、会えたときには息子のことを心からかわいがってくれます。
義母が気合いを入れていたこととは?
あるとき、久しぶりに義実家へ私たち夫婦と息子で帰省することに。息子はちょうど1歳を過ぎたころで、離乳食がほとんど完了し、幼児食に進む時期でした。
料理が得意な義母は、食べられる物が増えた息子のために、幼児食のレシピを検索して手料理を作ってくれました。さらに、息子が好きなキャラクターの食器まで用意してくれていて、その食器の上に料理を盛り付けて息子に出してくれたのです。
義母が用意した料理をモリモリ食べる息子の姿に、私も義母もうれしい気持ちでいっぱいでした。
子ども息子の態度が一変!
それからは、帰省のたびにその食器を使って息子に料理を振る舞ってくれた義母。
しかし、息子が3歳になったころ「ママたちと同じ食器がいい!」と言って、キャラクターつきの食器を拒否するようになってしまったのです。
嫌がる息子の姿を見て、義母は「せっかく孫のために食器を買ったのに」とポツリとひと言。確かに、キャラクターつきの食器を嫌がり始めるのが私たちの予想よりも少し早かったな、という印象でした。
しかし、もともと年に数回しか会えないため、義母と会わない間にも息子はどんどん成長します。子どもの好みは、成長とともに変わりやすいため、せっかく義母が用意してくれた食器でしたが、使わなくなってしまうのは仕方がないことかな、とも思いました。
義母は「久しぶりに会える孫を喜ばせたい」という思いで、精いっぱいのおもてなしをしてくれたのだと思います。少し残念そうでしたが、これからもわが子の成長を一緒に見守ってほしいなと思っています。
著者/nanoka22
イラスト/ののぱ
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!