こんにちは。ママライターの武山あゆみです。現在、4兄妹を育てています。おもに母乳と少しの離乳食で育っていた末っ子が、1歳のときに虫歯になりました。歯科医には断乳をすすめられ、「私の責任だ……」と感じた、母乳育児と虫歯との葛藤をご紹介します。
1歳の初めての歯科検診ですでに虫歯!
上の子どもが歯科検診に行くついでに、末っ子も歯科検診へ。見てもらうと上前歯の間が虫歯になっていました。
歯科医には「母乳を昼夜飲んでいる」ことを伝えたところ、「上前歯の虫歯は母乳が関係する。断乳したほうがいい」と強く断乳をすすめられました。歯科医師も子持ちママでしたので、余計に言葉が刺さり、「最後の子だから卒乳を待ちたいけど母乳育児を終わらせなければならない」と言う悲しい気持ちでいっぱいでした。
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本当に断乳するべきか?
1カ月ほど悩んだかと思います。その間には夜間断乳も試みましたが、私には難しくできませんでした。
では、完全断乳するか?私自身大学の心理学部で小児心理学を学んでおり、乳幼児期の欲求、とくに授乳期に子どもが満足するまで口におっぱいを含ませてあげる重要性を学んでいました。将来の精神的な安定に繋がるというのです。乳歯の短い期間のために断乳するか、将来の長い時間のために今、母乳を与えるか……。私は後者でした。
やるべきことをやって、卒乳を待とう!
乳歯にとって夜間授乳はよくないことを承知で、断乳せず卒乳を待つことのほうが自分に納得いくことが多くありました。現在、末っ子は2歳を過ぎ、卒乳を待っています。
1歳のときにできた虫歯は治療してもらい、朝晩に歯科専用歯ブラシとフロスで歯科医師に教えてもらった磨き方で磨き、4カ月に一度はフッ素を塗っています。今でも夜泣きのあとは添い乳で寝ることもあり、日中におやつも与えていますが、それ以来虫歯にはなっていません。
しっかり歯磨きとフッ素を塗ることで、夜間授乳をしていても虫歯は防げたので、必ずしも「断乳」と決め付けなくてもいいのかもしれません。みなさんも自分が納得するような母乳育児を楽しんでください!(TEXT:ママライター武山あゆみ)
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