授乳中はおっぱいトラブルなどで、何かと痛い思いをすることが多いですよね。私の場合、2人目出産後、すぐに乳首の傷の痛みと闘いながらの母乳育児となってしまいました。そのときの対処法や反省点をお伝えします。
1人目を完母で育てたので過信していた
わが家は1人目長女と2人目長男に6歳の年齢差がありますが、長女をほとんどトラブルなく、完全母乳で育てたので授乳にはちょっとした自信がありました。当然、2人目長男も同じようにうまくいくと信じて疑いませんでした。
長男出産後、産院で授乳指導がありましたが、経産婦だったため、1回チェックを受けただけでした。とくに指導もなかったので、自分の授乳方法に問題点があるとは思いませんでした。
2人目の産後1カ月は乳首の痛みとの闘い
退院して自宅育児が始まると、早々に私は授乳トラブルに見舞われました。長男はおっぱいのくわえ方が浅く、授乳するたびに乳首がちぎれるほどの強烈な痛みがありました。
確認すると、乳首の付け根が傷になって血がにじんでいましたが、傷が回復する前に次の授乳が始まるので傷はまったく治りません。「ごま油が効く」とママ友から聞き、太白胡麻油を塗って乳首にラップをしていましたが、劇的な回復にはいたりませんでした。
自治体の助産師さん産褥訪問で解決!
退院13日目に、助産師さんが産褥訪問に来てくれました。乳首の痛みを相談したあと、いつも通りの授乳ポーズをとると「前かがみだと赤ちゃんが乳首を深くくわえられない」と指摘されました。私は痛さの余り、猫背になって授乳をしていたのです。
クッションをイスの背に置いて寄りかかり、正しい姿勢で赤ちゃんをおっぱいの上に乗せるように抱っこすると、自然と深くくわえてくれました。その後、1週間ほどで授乳の痛みはまったくなくなりました。
2人目の授乳の痛みは、「経験があるから大丈夫」と思い込んでいたことが原因でした。久しぶりに赤ちゃんを迎える場合は、授乳のコツを忘れていることもあるので、母乳育児経験があっても授乳の客観的アドバイスは必要かもしれません。(TEXT:ママライター伊川遥)