義母に預けた鍵の使い道…
夫は万が一のために、義母(夫から見て実母)にわが家の合鍵を渡しています。
もちろん、万が一というのは私たち夫婦が鍵を紛失したり、病気などで看病に来てもらうなどのほぼ出番がないときのための合鍵です。
あるとき、私たち夫婦が2泊3日の旅行に出かけたときのことです。花には水もやり、栄養剤も与えていたので数日のお出かけには何の問題もありませんでした。しかし、旅行から帰ってくると義母が合鍵で入った形跡があるのです。
花に水をやり、リビングを片付けられ、手作りのドリンクを冷蔵庫に入れられていました。どれもこれもまったく頼んだ覚えがありません。義母の親切だとは思うのですが問題はここからでした。
義母から衝撃の電話に…
旅行から帰るやいなや義母から電話がかかってきて、その第一声に呆れてしまいました。「出かけると分かっていて、どうしてリビングを片付けていかないのか」と。
こちらの言い分としてはまず義母が勝手に入ることは想定していないし、旅行前なんて片付ける時間はありません。それに義母にも迷惑は掛けていないし、何なら息子である私の夫に言うべきでは?と思いました。
この義母との経験から自身の行動を常に振り返るようにしています。義母との関係を清算するため、引っ越しをして、合鍵は渡さないことで円満解決しました。
作画/きょこ
著者:40代女性
夫婦2人暮らし。義母とはスープの冷めない距離で生活。教師業のからわら、ライター業も行う。