生理痛を改善したくて
35歳ごろから、これまで経験したことがなかった生理痛に悩まされるようになった私。毎月、生理期間になると腰痛や倦怠感があり、戸惑いやストレスを感じることが多くなりました。「私は閉経まで毎月この痛みを経験するの?」と、とても落ち込んでしまい、私のそんな姿に、夫も非常に戸惑っている様子でした。
私はこのことを医師に相談してみようと婦人科を受診。医師からは低用量ピルの服用をすすめられました。低用量ピルのことは知っていましたが、副作用に関してのネガティブな口コミも多く、少しの不安も。ただ、それよりも生理痛をどうにかしたいという思いがあり、服用を決意することとなりました。
処方してもらった低用量ピルを服用し始めると、生理痛の症状が改善。これまで、生理痛でつらいときは痛み止めを飲むことがありましたが、その必要がなくなりました。
また、体重増加や吐き気というような不安に思っていた副作用は私の場合はなく、痛みに振り回されることもなくなり、仕事も家事も普段どおりこなせるようになりました。
低用量ピルによって肌荒れも
私の場合、低用量ピルは生理痛の改善以外にもいい影響がありました。もともと肌荒れとは無縁の20代を過ごしていましたが、30歳を過ぎてから生理前になると肌荒れをするように。さらに年齢を重ねていくにつれて、生理前だけでなく普段から肌荒れをするようになり、悩んでいました。
それも低用量ピルを飲むようになってからは、肌荒れもなくなり、肌の調子がいい状態を保てるように。そのうえ、心なしか低用量ピルを服用する前よりも肌がきれいになったような気がするのです。
友だちや夫から「エステに通ってるの? 最近、お肌がきれいになったよね」と褒めてもらえることが増えました。
まさか30代半ばで生理痛に悩まされるとは夢にも思いませんでした。これまで生理痛で悩んだことがなかったため「生理痛なんて他人事」のようにとらえており、痛みの原因がわかるまでに少し時間もかかりましたが、病院で低用量ピルをすすめてもらい、すぐに始めてよかったです。
この経験を機に生活習慣も改めていき、低用量ピルに頼りすぎない生活も送れるようになったらいいなと思っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/しいの 恵
監修/助産師 松田玲子
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