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「男は家族を養うもの」亭主関白な夫にすべてを丸投げされる妻。ある日夫の衝撃的な隠し事に気付いて

私の友人は、大学生の息子と高校生の娘を持つアラフォーママ。至って普通の主婦に見える彼女ですが、ある大きな悩みを抱えています。それは夫との関係。事の発端は数年前にさかのぼります。息子の大学受験と娘の高校受験を同時に迎えた友人。初めての経験に、並々ならぬプレッシャーを感じていたところ、夫の衝撃的な隠し事が発覚したときのことをお話しします。

 

ずっと夫を信じていた妻

「男は家族を養うもの」亭主関白な夫にすべてを丸投げされる妻。ある日夫の衝撃的な隠し事に気付いて

 

 

「男は家族を養うもの」亭主関白な夫にすべてを丸投げされる妻。ある日夫の衝撃的な隠し事に気付いて

 

 

家事と育児をすべて任されて

専業主婦として、普段から夫に家のことや子どものことを任されている友人。夫は、とある会社で管理職をしています。

 

管理職ゆえにとても忙しく、平日はいつも遅くまで仕事。休日も出張や得意先とのゴルフなどで、ほとんど家にいることはありません。しかも、昔ながらの亭主関白なタイプ。「男は仕事をして家族を養うもの」と考えており、家族との時間を積極的に作る人ではないようでした。

 

そんな夫に友人は寂しさを感じていたようですが、専業主婦として何不自由のない生活をさせてもらっている身。あまりわがままは言いたくないという気持ちが強く、普段から思っていることを我慢して生活していたようです。

 

当然、忙しい夫とは夫婦生活もなし。友人は冗談で「きっとどこかで発散しているのよ」と笑っていました。

 

夫や子どもたちのために日々奮闘

そんな中、子どもたち2人の受験シーズンを迎えた友人。もちろん子どもたちの受験についても、夫は妻に任せっぱなし。

 

友人はひとりで、子どもたちの塾への送り迎えや先生との面談、夜食の用意などすべてをおこなっていました。しかも、友人の息子と娘は通う学校が違うため、帰宅の時間帯もばらばらです。加えて食事もおのおののタイミングで食べて、塾もそれぞれ違う場所へと通っていました。

 

友人は子どもたちの要望に応え、母親としてできることを懸命にこなす日々。当然夫に頼りたい場面もあったようです。

 

しかし、毎日遅くまで家族を養うために仕事をしている夫のことを思うと、やはり相談しようという心境にはならなかったようです。その上友人は、自分から周囲に愚痴をもらすのも苦手。誰にも頼ることなく、夫が求める「母親の役割」を全うするためにひとりで毎日奮闘していました。

 

 

夫は仕事で忙しいと思っていたのに

そんなある日、友人はどうしても息子の進路について、夫に相談したいことがあったのだそう。

 

入試まであと3カ月を切ったところで息子の偏差値が思うように伸びなくなり、志望校を変えることを先生に提案されたのです。これまで頑張ってきた息子の気持ちを思うと母親としては簡単に決断できず、友人は夫にも意見を聞いてみることに。

 

その日も帰宅は遅くなるだろうとは思っていましたが、夫が帰ってくるのをひとりリビングで待つ友人。すると夫は、深夜1時ごろほろ酔い状態で帰宅したそうです。友人は先にシャワーを浴びるよう促し、その間「どこから話そうか」と悩みながら夫が脱いだスーツをハンガーへ。

 

するとそのとき、夫のスーツのポケットがやけに膨らんでいることに気付きました。不思議に思った友人が中を確認すると、出てきたのはざっと数えても10枚以上はある大量の風俗店のポイントカード!

 

「自分が頑張っている間に、夫はこんなところで遊んでいたのか」と思うと、どんな理由であれ夫への怒りがこみ上げてきます。 結局夫に相談するのをやめ、これ見よがしにリビングのテーブルの上にポイントカードを並べて友人は就寝。

 

翌朝起きてきた夫は、「ポイントカードは会社の同僚から押し付けられたんだよ……」と、本当かうそかわからない言い訳とともにばつが悪そうな顔で謝罪してきたそうです。

 

同僚に誘われたと言われても

夫が言うには、その同僚は妻子がある身にもかかわらず遊んでばかり。家族に仕事と偽っては、風俗店に行くことがたびたびあったそうです。「仕事を頑張っているのだから、少しくらい遊んでも罰は当たらない」というのが同僚の口癖。

 

そんな彼にとっては、仕事ばかりしている夫がふびんに思えてならなかったようです。飲みに行ってもキャバクラすら行こうとしない夫に「たまには遊んでみたら?」という理由で、自分がためたポイントカードを渡してきたそう。

 

そのポイントカードをもらった夫は困り、思わずポケットの中へ。結局ポイントカードはもらったままの状態で使うことはなかったようですが、言い訳など後からいくらでもできるもの。

 

これまでろくにコミュニケーションを取ってこなかった夫の話は、友人にとって到底信じられるものではなかったようです。加えて、子ども2人は受験シーズンでピリピリ。そんなタイミングでの思ってもみない裏切りに、その日から友人は、夫をいないものとして扱うようになりました。

 

まとめ

その後夫から何度謝罪されても、友人の怒りは収まりません。それどころか夫への拒否反応はさらに増し、子どもたちの受験が無事に終わって数年がたった今でも会話はなし。夫に用事があるときは、驚くことに筆談で伝えているそうです。

 

息子は大学入学と同時にひとり暮らしを開始、娘もあと1年もすればまた大学受験のシーズンが到来します。子どもたちが巣立った後、夫とどう生活すればいいかわからないと友人は悩んでいました。別れるにしても修復するにしても、悔いのない人生を送ってくれることを望んでいます。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

取材・文/いけがきみく

マンガ/へそ

 

 

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著者:いけがきみく

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