さんざんな1日だったのに…
その日の夜、ブン太は夕飯ができたと寝込むマチ子さんを無理やり起こします……。
私はできたての料理のにおいがつらく、あとで食べるからと部屋に戻ろうとしました。
すると夫から、「今日何の日か覚えてる?」と聞かれて……。
ブン太は毎月1日に渡す約束の生活費を、日付が変わる前に渡すようマチ子さんに催促します。マチ子さんは「今言うこと?」と思いますが「今日はそれどころじゃなくてごめん」と謝罪。
「毎月のことなのに忘れるって…何? 何で?」とブン太は、約束を忘れたマチ子さんに理由を問いただします。
マチ子さんは会社や病院であったことを思い返すも、話すことすらままならず、ブン太には「銀行に行く余裕がなかった」と伝えました。
「理由っていうよりは言い訳じゃない?」
ブン太は、さらにマチ子さんを追い詰めるような発言をしたのです。
目の前の妻が不調を訴えているのに、「なんで忘れたの」と理由を追求する夫。
約束を守れなかったことよりも、「約束を守る余裕がないほど具合が悪かったのかな」などと心配する気持ちはひとつもないのでしょうか。
マチ子さんの立場を思えば、家にいても心身ともに休まらないですね。嫌なことがあったとき、誰かに話を聞いてもらうだけでも救われるもの。マチ子さんが半分隠してしまったブン太に対する本音も、話せる機会があるといいですね。