なごやかな食卓を凍らせた義父のひと言…!
義実家での食事中、テレビで出生児の男女比についての話題が放送されていました。すると、義父が突然「女の子が生まれた家庭は勝ち組だな」とひと言。いつもはそんな無神経な発言をしないので、「お酒を飲んでいたから、気が大きくなってしまったのかな?」とモヤモヤした気持ちになりました。
義父は私が男の子を妊娠していることを知っています。なんでそんなこと言うのだろうと悲しかったのですが、義父に反論はできません。男3兄弟である夫自身も、自分が負け組だと言われているように感じたようで、「俺らはどうなるの?」と怒りをあらわにします。
義父は夫の言葉にハッとして、すぐに謝罪。義母も申し訳なさそうに謝ってくれてました。よく聞いてみると、ご近所さんたちから娘さんが里帰りしている話や孫を連れて頻繁に帰ってきている話を聞き、うらやましかったようです。夫は男3兄弟の末っ子。たしかに、夫の兄たちは県外に住んでいて、年末年始にしか帰ってきません。
義父の気持ちを知ってから、夫婦で話し合い「月1回以上は義実家に顔を見せに行こう」との結論に。帰省の頻度が増え、義父はうれしそうでした。息子が生まれた今は、孫に夢中のやさしいおじいちゃんです。
著者:内山あき菜/30代女性・主婦。年子の男の子育児に奮闘中。ガーデニングが趣味で、休日は庭を眺めるのが楽しみ。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています