タンポンはどこへ行った?
私がタンポンを使い始めたのは16歳のころ。まだ性経験もなく、初めてタンポンを挿れたときはなかなかうまく入らず苦労しました。ようやく入っても、ひもが切れることがないかと不安に。回数をこなすとタンポンを挿れるべき位置がわかり、次第に恐怖感もなくなっていきました。ナプキンよりも交換回数が少なく、私の中で生理がとてもラクになったことを覚えています。
そんなある日、いつも通りタンポンを交換しようと思ったら、ひもが見つかりません。とても焦り、必死に探しますが、どこにもひもがないのです。もしかしたらひもが切れたか、タンポンが奥まで入り込んでしまったかと心配になり、おそるおそる指を腟に入れて探しましたが、ひもどころかタンポン本体まで見当たりません。
そこで母に相談し、産婦人科で診てもらうことにしました。
産婦人科でタンポン探し
初めての産婦人科。女性の医師がいる病院を選び、タンポンが取れなくなったと伝えました。不安でいっぱいの私に、先生は「あったらすぐに取り出すから安心してね」と言ってくれましたが、内診台に乗るのも怖かったです。
すると、先生は「子宮の入り口まで確認しているけどタンポンはないよ。もしかしたらトイレで落ちちゃったのかもね。力むと抜けることもあるよ」と言いました。
私としてはまったく気づかず、「そういう場合もあるのか」と知り、タンポンが子宮の奥深くまで入り込んだわけではないとわかり、ホッとしたのを覚えています。そして、この一件以降、タンポンを使用しているときは定期的にトイレでひもがあるか確認するようになりました。
挿れていたはずのタンポンがなくなっていて焦りましたが、婦人科で原因がわかりよかったです。先生の言う通り、その後、用を足すタイミングで自然とタンポンが脱落してしまったことがあり、あのときは気づかなかっただけなのだと実感。私にとって、タンポンは生理中の欠かせない存在なので、今後もうまく使っていきたいです。
※タンポンはトイレに流すことはできません。トイレの詰まりの原因となるため取り扱いには注意してください。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/富田真澄
監修/助産師 松田玲子
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