私の息子はほぼ完全母乳で育ちましたが、なぜか左側のおっぱいばかりを飲みたがりました。その影響で不揃いになってしまったおっぱいの大きさに悩みました。そんなときに私がおこなった左右のおっぱいを均等に飲ませる工夫と、不揃いなおっぱいを目立たないようにする工夫を紹介します。
左側のおっぱいばかり飲みたがる息子
産後、おっぱいの出に問題はなかった私ですが、右側よりも左側のおっぱいのほうが出がよかったのかもしれません。息子は左側のおっぱいを飲む時間が長く、成長すればするほど左側ばかりを飲むようになりました。
その結果、右側のおっぱいを口に咥えさせても、すぐに口を離してしまうようになりました。息子が飲まなくなった右側のおっぱいはだんだんと小さくなり、母乳が出にくくなってしまいました。
両方のおっぱいを均等に飲ませる工夫
息子が母乳を飲まなくなり、小さくなってきた右側のおっぱい。まずはその右側のおっぱいを飲ませる工夫をしました。
まず時間をはかり、左右均等の長さで授乳をします。私の場合は3分で左右を交代。はじめに飲まなくなった右側を飲ませ、3分後に左側のおっぱいを飲ませます。息子が嫌がるときは無理強いしませんが、できるだけ左右順番に、均等な時間で授乳するように心がけました。
不揃いなおっぱいを目立たないようにする工夫
左右均等におっぱいを飲ませる工夫をしましたが、飲む量の違いなどで、左右のおっぱいの大きさは多少なりとも不揃いになってしまいました。とくに気になるのは、薄手のTシャツを着たとき。自分でおっぱいを見下ろしたり鏡で見たりしたときに、おっぱいの大きさの違いを感じるとやっぱりショック!
そこで、大きいほうの左側のおっぱいに合わせて下着を用意し、小さいほうの右側にはパットを入れて見た目の大きさを調整しました。また、おっぱいの形が崩れないように、胸の前で両手を合掌させるなど、胸筋のストレッチも心がけました。
コンプレックスを感じていた不揃いなおっぱいは、授乳期間が終わると自然と左右同じ大きさに戻っていきました。当時は息子のおっぱいの好き嫌いにおどろきましたが、今となってはそれもいい思い出です。私は今回ご紹介した方法で左右均等に飲ませる工夫をしましたが、心配な方は母乳外来などで相談してみてもいいかもしれません。
著者:手塚みく
三兄弟の母。義父母と同居し、異母兄弟の母として毎日奮闘中。妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆をおこなう。