両親の会社で働くパニ子は28歳。家族仲良く3人で暮らしていますが、高級タワーマンションへ引っ越そうということになり、物件を内見することに。
担当の営業マン・真坂とは9時に待ち合わせていたのですが、結局30分以上遅刻して空現れました。パニ子たちへの謝罪もない上、鍵を忘れてきたと言い出します。
自称トップセールスマンとの出会い
真坂は後輩に鍵を持ってこさせたのですが、その後輩への態度がとても横柄。後輩に「俺みたいなトップセールスマンと仕事できてよかっただろ」なんて言っています。呆れるパニ子一家でしたが、もう少し真坂の様子を見ることに。
パニ子たちが熱心に部屋を見ている間も、真坂は家の説明をすることなくスマホゲームに夢中。パニ子たちがマンションを購入予定だと話すと、「お、マジすか。あざーす! 俺の売り上げ一気に上がっちゃうな~!ラッキー!」と言い出す始末。
ローンの話を進め、パニ子の父が自営業だと知るやいなや、「はぁ? 自営業? ローン組めないでしょ。あり得ないw」と言うのです。真坂の態度に腹を立てたパニ子の父は、こっそりある人に連絡をしました。
社長の登場で、事実が明らかに
怒ったパニ子たちが帰ろうとすると、「も、も、も、申し訳ありません!」と不動産会社の社長が現れました。社長の登場に驚く真坂でしたが、「この人たち、ショボい自営業のくせに、夢見るタワマン見に来ただけ。完全に冷やかしですよ」と追い打ちをかけます。
すると、社長は「お前、やってくれたな……」と激怒! 実はパニ子一家は超有名な資産家だったのです。しかも社長は、パニ子一家のグループの傘下に入れてもらおうと話を進めていたところでした。
事実を知った真坂は顔面蒼白! パニ子は社長に、真坂が遅刻してきて謝罪もせず、内見中もスマホゲームばかりで、自営業という職業もばかにされたと報告しました。
震えている真坂にパニ子の父は「あんたはこのマンションの売り上げだけじゃなく、会社の未来も潰したんだよ。わかってるかい?」と諭し、傘下に入れる話は白紙に戻すことに。
失敗を糧に、さらなる成長
そしてパニ子の両親は「誰でも間違いはある、だけど誰でも学んでいけば成長するもんさ。もう一度だけチャンスをやる。修行して、出直しておいで」と告げました。
その後、真坂は小さな不動産に転職して、心を入れ替え一からやり直しているとのこと。社長も様々なセミナーに参加し、社員の教育に力を入れはじめたそう。今回の出来事をきっかけに、会社も真坂も生まれ変わりそうです。
一方パニ子一家は、内見したタワマンに引っ越すことに。これからも家族3人で力を合わせて、事業を拡大していく予定です。失敗は誰でもしてしまうもの。大切なのは、その後どう行動するのかということですね。