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「もう限界」モラハラ彼の言いなりに→別れを告げると彼から衝撃のひと言が!

大好きな彼に嫌われたくない。その一心で、私は彼に嫌なことを言われても、なにも言えませんでした。しかしあるとき、そんな考えは間違っていると気づいたのです。

「もう限界」モラハラ彼の言いなりに→別れを告げると彼から衝撃のひと言が!

 

やさしい一面のある彼

20代のころ、私には大好きな彼がいました。明るくてリードしてくれる彼は頼りがいがあり、ずっと一緒にいたいと思っていたのですが、だんだんと彼のある一面が見えてくるように。それは「支度が遅い」「メイクはもっと薄くしろ」というように命令することや、横柄な態度をとること。

 

最初はささいな内容ですが、次第にエスカレートして「デートには必ず手作り弁当を持ってこい」と要求されたり、「髪を切るときは女性の美容師がいるところじゃないとダメだ」など私の行動を制限したりするようになったのです。

 

はじめは彼に嫌われたくなくて、彼の言う通りにしていましたが、だんだんと心がすり減っていくような気持ちになりました。けれど、彼の機嫌が悪くなることは避けたくて、ずっと我慢していた私。すると、だんだん彼と会うこと自体がストレスになっていき、逃げ出したくなりました。

 

私の気持ち。彼の気持ち。

そして私は、彼に「別れたい」と伝えました。彼は、かなり戸惑っていて「なんで?」と繰り返します。そこで、私は自分がされて嫌だったことを洗いざらい話しました。すると彼は、「お前が好きでやっていると思っていた」と言ったのです。

 

彼いわく、私がこれまで一度も反論しなかったので、私が進んで彼の言う通りに行動していたと思っていたのだとか。彼は引き止めてきましたが、まるでメイドのように上から目線であらゆることを指示し、束縛する彼とは一緒にいられません。ハッキリと「もう会わない」と言って、無事別れることができました。指示してくる彼のことは許せません。

 

ですが、彼の言いなりになってしまった私にも非があるのだと思います。やはり、嫌な事は嫌だとはっきり言うべきだと思いました。もし、私が言っていれば2人の関係は変わったのではないかと思います。

 

 

彼は自己中心的で、人を思い通りに動かそうと思う一面がありました。けれど、私も「嫌われたくない」という気持ちから彼の言いなりになり、そういった言動をエスカレートさせてしまったと思います。彼との交際で、「嫌なことは嫌」と自分の気持ちをハッキリ伝えることの大切さを学びました。

 

著者/平野あかり
イラスト/すうみ

 

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