新婚生活に潜む、不穏な影
A子は夫に対して明らかな好意を示すばかりか、夕飯のメニューやプライベートまで知っているのです。私はそんな彼女の行動に不安と疑問を抱き、夫に相談。
すると、夫は「えっ!? 俺が教えるワケないじゃん! な、なんだ、その子! A子だっけ? 怖いなぁ~」と大慌て。しかも私が名前を出さなかったにもかかわらず、A子の名前を口にしたのです。
疑惑は深まるばかり。
夫が会社の後輩との浮気をあっさりと認めた
翌日、社内では夫とA子が浮気をしているという噂が流れ始め、その事実を裏付ける写真まで出回っていました。私は夫に問い詰めると、「チッ……バレてんのかよ」と、驚くほどあっけらかんとA子との関係を認めました。
「A子はかわいいし、お前みたいな地味女とは大違い!」「そういうことだから、俺と離婚してくれる? A子とこの家で暮らすから、お前が出て行って」と言い放ちました。
ショックを受けつつも、ただでは終わらせないと決意した私が荷物をまとめて出ていこうとすると、A子がやってきました。ニヤニヤしながら近づいてきたA子は「先輩、離婚してくれてありがとうございます♡」と。
私は心の中とは裏腹に「いえいえ、どういたしまして♡」と返事。2人に慰謝料を請求して出ていきました。後日、離婚届を提出。
妻からの華麗なる反撃に顔面蒼白
A子が「実は私、こう見えて実家が金持ちなんだよね~。慰謝料を請求されたくらいで、私たちの愛が壊れるとでも思ってる?」と言っていたのを思い出し、A子の両親に今回のことをすべて報告。なんとA子の親が経営していた会社は、私の勤務先の取引先だったのです!
「先日は結婚祝いをありがとうございました。ですが、離婚することになりまして。理由ですが、A子さんがうちの元夫と不倫関係にあるようでして……」
A子の父親である取引先の社長に伝えると、私に平謝りしてA子に激怒!
A子の不倫騒動は会社の名誉に関わる大問題へと発展! 「そんな非常識な娘なんて絶縁だ!」とA子は両親から勘当され、慰謝料は自分たちで払うことになってしまいました。アテにしていた両親が支払ってくれないとわかり、2人は顔面蒼白!
さらに、勤務中に経費を使って社用車でデートをしていたことなど数々の不正が発覚し、2人は会社を解雇に。
自業自得の顛末
無職の元夫はギャンブルばかりで借金が膨らみ続け、A子が昼夜アルバイトで働いているとのこと。そして数年経ったころ、元夫から「お金を貸してほしい」と連絡が……。
私はまた元夫が浮気をしているのではないかと予想し、身辺調査。すると、やはり若い女と浮気を繰り返していることが発覚! 浮気現場の証拠写真を2人に送りつけました。これから修羅場になりそう…!
一方私は、仕事で知り合った男性との再婚が決まり、公私ともに充実しています。今度こそ幸せな家庭を築きたいと思います。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。