余裕のカツ丼!からの…
長男の出産のときは破水したものの陣痛がこず、病室で待機していました。病室で昼食のカツ丼を食べていると、少しおなかがチクチクしたのですが、私は「食べ過ぎたかな?」と思っていました。
しばらくしても、やはりおなかがチクチクするので念のため助産師さんに伝えたところ、子宮口が全開大に近いとのことで、急いで分娩台へ! 手際よく準備する助産師さんを見ていたら、急に後頭部を強打したような衝撃が体に走りました。
私の「なんか、痛い!」と言う声に驚いた助産師さんが確認すると、なんともう赤ちゃんの頭が見えているとのこと。無事に出産することはできましたが、助産師さんから「痛みに鈍感なようだから、2人目を産むときは『なんか変……』程度で病院に来るように」と入院中に言われました。
助産師さんに遠慮している場合じゃない
次男のときは切迫早産で入院しており、張り止めの点滴を外したあとは神経を尖らせていたので、早いうちに陣痛を認識してすぐに陣痛室へ移動しました。しかし、隣の陣痛室にも分娩台にも妊婦さんがいて、助産師さんは大忙し。
「ちょっと痛いけれど破水はしないし、助産師さんは忙しそうだからまだいいか」と、私はしばらくウトウトしていました。少しして助産師さんが確認すると、なんとすでに子宮口全開大! 急いで分娩台に上がり、2回いきんで無事に出産。
出産直後に助産師さんから、「自宅だったら間に合わなかったかも」と言われたのでした。
長男出産時に助産師さんに言われて初めて、自分が痛みに鈍感だということに気づいた私。次男出産時、改めて痛みに鈍感なことを再認識した、私の出産体験でした。出産のおかげで、それまで気づかなかった自分自身の体質を知ることができたので、これを機に自分の体を気にかけていこうと思いました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
イラスト/森田家
著者:朝嶋 なみか
2016年生まれの長男、2018年生まれの次男、年子兄弟の母。闘病をきっかけに妊娠・出産を決意。「病気も自分をつくる一部」がモットー。現在は自身の経験をもとに執筆活動中。