専業主婦のパニ子は5歳の娘・パニ美と夫・コウジの3人暮らし。年に2、3回会う義母との関係は良好と思っていたのですが、最近届く義母からの荷物に困惑気味。なんと義母から送られてくる段ボールの中身は腐った野菜なのです!
義母から届く腐った野菜
義父は昨年亡くなり、それ以来義母は一人暮らし。一人息子のコウジは休日になると、心配だからと言って一人で実家へ泊まりに行き、家族の時間はほとんどありません。パニ子が不満をぶつけると、「子どもと遊ぶのは母親だけで十分」「母さんにはもう俺しかいないんだから」と逆ギレ。
さらに、コウジが毎回実家からもらってくる食品は賞味期限切れのものばかり。これは義母からの嫌がらせかもしれないとパニ子が相談すると、「母さんがそんなことするわけないだろ!」と否定され、逆にパニ子が義母の好意を無駄にしていると責められてしまいます。
マザコン夫が、義母の肩ばかりもつ
パニ子は夫のコウジからお礼の電話を促され、義母にお礼を言いつつ野菜が傷んでいたことを伝えました。すると義母は「専業主婦でヒマなんだから食べられるようにしなさい! それにあなた、そういうの食べても大丈夫そうじゃないw」と笑い飛ばされる始末。
コウジに伝えると「母さんがそんなことするわけないだろ!」「母さんがくれたものに文句を言うなんて、嫁として最低だ!」とパニ子を非難するばかり。
我慢の限界に達したパニ子は、ある作戦を思いつきます。
義母の行為を無駄にしないための方法とは
翌朝、パニ子はコウジに「コウジ…私が間違っていたと反省したの。息子のためにお義母さんがせっかくくれたんだから、ありがたく受け取らないとね!」と謝罪しました。
しかし、パニ子の本当の計画は、義母から送られた腐った野菜を使用した朝食をコウジだけに食べさせること。完全に傷んだドロドロの野菜で作った朝食をコウジの前に並べました。
すると「おえっ、まっず! 腐ったものを食わせるなんて、最低な嫁だな!」と罵り始めます。「こうじが『無駄にするな』って言ったんじゃない。母親の好意を無駄にするなんて一人息子のする事じゃないわよ~」とパニ子は言い返しました。
そして義母からの嫁いびりの数々、夫からの暴言を理由に離婚を宣言。パニ子はパニ美を連れて家から出て行きました。
迷惑な親子の成れの果て
その後、義母から電話があり、「コウジに離婚突きつけるなんて! 料理もロクにできない無能嫁のくせに!」と罵ってきました。しかし、この音声はすべて録音済み。コウジのこれまでのモラハラや暴言の記録とともに弁護士に相談し、離婚が成立しました。
嫁にモラハラし、母親の味方をしたことで離婚されたという話は、あっという間に会社で広まったコウジは、居づらくなり自主退職。慰謝料と養育費の支払いでできた借金を返済するため、昼夜肉体労働をしているそう。義母も嫁いびりの話が町中に広まり、後ろ指をさされながら暮らしているとのこと。
一方、パニ子とパニ美は慰謝料と養育費をもとに新生活をスタート。新鮮な食材で食べたいものを食べられる今の暮らしに、幸せを感じています。
食べきれない食材があるからといって、傷んだものをわざと送りつけるなんて迷惑千万! プレゼントは相手が喜ぶ顔を想像しながら送りたいですね。