翌朝、夫が息子のお菓子を勝手に食べたことに気がついた妻は、内心怒りが爆発。今回ばかりは到底許すことができないと、起きてきた夫を問い詰めます。
しかし、夫は悪びれる様子もなく、あっけらかんとしていました。妻はイライラを押し殺しながら、息子に謝るよう夫を促すも、息子に謝りに行った夫はあろうことか、「あんなところに置いておくのも悪いんだぞ?」と、まるで息子が悪いかのように息子に話したのです……。
夫の話に息子は心底悲しそうに、「袋……僕が開けたかったな……」と呟きました。
妻の怒りが爆発しそうになったところで、声を上げたのは話を聞いていた義妹。夫と共に晩酌をしていた義弟と夫が、ヘラヘラしながら息子に謝る様子に、「いや、どうして笑えるんですか?」と真顔で冷たく言い放ちました。
いつもやさしい義妹の冷え切った声に、その場がピリつき、男性陣が動揺していると……。
大人ふたりに本気の説教…!?
息子とその場から離れたものの、話し合いが気になる妻。
妻に息子と一緒にいるよう、頼む義妹。
「息子くんは聞かないほうがいいかもです」
いつものやさしい笑顔でコソッと話すも、表情が一変。
「私はこのふたりに……話があるので……」
息子にはわからないよう顔を背け、険しい表情で夫と義弟を睨みつけます。
妻は息子とその場を離れますが、話し合いが気になり、息子を義母に任せ、様子を見に行きました。
すると、「酔っぱらってたし、つい……」「誰のかわからなかったし……」と、義妹に言い訳をする夫と義弟の姿が……。
「誰のかわからないものは、誰かのものなので、勝手に食べていいわけないんですよ。悪気がなかったら息子くんを傷つけてもいいんですか?」
険しい表情で淡々と、ふたりを諭す義妹。
「泥棒と一緒です。盗み食いです。大人として恥ずかしいです」
義妹の言葉に、夫と義弟は黙り込むのでした。
今まで夫の身勝手な食欲に振り回されてきた妻。言いたいことを義妹がすべて代弁してくれたのではないでしょうか。「人のものを勝手に食べてはいけない」「子どもを傷つけていい理由はない」と、当たり前のことしか言っていない義妹ですが、このようなことで大人を説教をしなければならないのは、本当に情けないですよね。
妻が何を言っても変わらなかった夫。今回の義妹の言葉で、自身の身勝手な行動を改めるきっかけになることを願うばかりです。