レスの始まり、そして友だちからの忠告
私は24歳のときに第一子を出産しました。初めての育児で余裕がなかったということもありますが、産後は夫に触れられることが嫌に思うように。手が触れ合うことも嫌で、2人でいることを避けるようになってしまったのです。
そのことを友だちに相談すると、「その気持ちはわかるけれど、絶対に今のうちにレスを解消したほうがいいよ。数年レスが続くと本当に同居人の関係になってしまうよ」という忠告を受けました。
解消のために
触られるのが嫌なだけで夫への愛情は変わりません。「レスになって夫婦関係が悪化するのは嫌だ……」という不安な気持ちから抜け出すために、私は自分が何をすればいいのかを考えました。
まずは2人の時間が必要だと考え、時間を共有することを意識しました。例えば、夫がテレビを見ていたら一緒にテレビを見る、旅行先を一緒に探す、一緒にごはんを作るなど。そうすることで一緒にいることが当たり前になり、会話が増え、夫を避けることがなくなったのです。
そして、一緒にテレビを見ているときなどは、2人でもたれかかり合うなど、触れ合うことができるようにもなりました。
出産前の関係に
そういうことを続けるうちに、1カ月ほどで私に変化が。触れられることが嫌だったはずが、ハグをされるとうれしいと感じるようになったのです。
もしかしたら、もう一歩進めるのではないかと思い、ステップアップして、夫が仕事へ行くとき「いってらっしゃい」とキスをしてみることに。すると、夫はとても喜んでくれ、2人の雰囲気がいい方向に動いたように思います。
そうして一緒に寝るときに腕枕をしてもらうなどするうちに、うれしいことにレスを解消することができました。
今回経験して感じたことは、嫌だからといって避けてばかりではなく自分も努力しなくてはいけないということです。私の場合、一番レス解消に近づいた行動は「いってらっしゃい」のキスだったように思います。「いってらっしゃい」のキスは、今では朝の習慣に。これからもレスで不安になった際の気持ちを忘れず、夫婦仲良くやっていきたいなと思います。
著者:松谷 えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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