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「大丈夫、間違ってない…」別れたママの彼が嫌いで許せない私。でも心に引っかかる、たくさんの「もしも」 #ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 最終話

「ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし」最終話。お金と女にだらしない父が原因で離婚したあおいさんの両親。あおいさん含めた4人兄弟は母と暮らしていますが、女手だけで不安な母の隣に父の職場の後輩ピンちゃんが現れます。あおいさんが小学生の頃は多忙な母に代わり子どもの世話をしてくれるものの、彼独自のルールは虐待に近いものでした。しかし、あおいさんが中学生になると理不尽なルールへの対処法も身につけます。一方、ピンちゃんは酒に溺れ、親友との電話を邪魔された母に「アル中」と言われて逆上した彼は母に手を上げます。一度は暴力を反省し家を出るも、すぐに母に連れ戻されます。依存症になるほど酒漬けのピンちゃんは体調が急変し病院で急性膵炎と診断されます。入院したことでこれまで彼が働いてなかったことが明らかになりーー。


7年一緒に暮らしてきたピンちゃんですが、驚くことに5年も仕事せずにいたことが判明。4人の子どもがいるあおいさん一家。

生活を支えるため懸命に働いてきた母の身体は満身創痍。これ以上彼を支え続ける余力はなく、母はピンちゃんとの別れを決めるのでした。

 

たくさんの「もしも」をクリアできれば、彼は2人目のお父さんになれた?

ママの彼氏がヤバイ奴だったはなし 21

 

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ピンちゃんは退院後、あおいさん一家と言葉を交わすこともなく実家へ帰りました。

彼のいない生活ーー。

それはモノが隠される心配のない、宿題後のゲームやアニメを制限されることがない、お菓子を好きなだけ食べることのできる、誰にも縛られない・怯えない「平和な時間」でした。

 

そんな平穏な時間を取り戻した後に残ったのは、ピンちゃんに対するほんの少しの後悔でした。

「もし、彼のお母さんが普通の人だったら」

「もし、彼が普通の幸せを知っていたら」

「もし、出逢うのが今だったら」

 

たくさんの「もし」があおいさんの心に浮かびますが、すべては結果論であり、いろいろ乗り越えた「今」だから思えること。時間を巻き戻すことはできません。

いつか不幸のループから抜け出し、願わくば彼も幸せであってほしいと思うのでした。

 

◇      ◇      ◇

 

ピンちゃんがあおいさんたちから自由を奪ったように、あおいさんたちもまた彼から家族になる機会を奪っていたのでは、と振り返るあおいさん。

 

それは「少し大人になった今」のあおいさんだからこそ気づけることで、母も兄弟も、そしてピンちゃんも、それぞれが「その瞬間」を必死に生きていた結果のはずです。

 

「もし(私たちが)面倒なことから目を背けず、押し黙らず、(彼と)向き合うことを諦めなければ」

この言葉は、あおいさん一家やピンちゃんに限らず、すべての人・物事に通じることかもしれません。そして、ピンちゃんにはあおいさんが願うように、どこかで幸せでいてほしいですね。

 

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    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーター鈴村五月

    東京在住の漫画家。自分の過去と日常をエッセイ漫画にしている。

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