臨床心理士として非常勤大学教授もしているスクールカウンセラーの花雲(かうん)先生のアドバイスにより、改めてタクくんに教室を脱走してしまう理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返ってきました。
これまでタクくんの行動にばかり目を向けていたもっつんさんは、タクくんが『聴覚過敏』の症状に苦しんでいたかもしれないことを知り、申し訳ない気持ちに。さらに自身の行動を振り返り、「なんであんなふうに怒っちゃったんだろう」と落ち込んでしまいます。
それからスクールカウンセリングを受ける中で、タクくんは“字を書くこと”が苦手であることが明確になってきました。そしてやはり、聴覚過敏の傾向も……。
教室で人一倍疲れを感じていた息子
※訂正:(誤)落着く→(正)落ち着く
「教室がうるさいから」という理由でタクくんが教室を脱走してしまっていたことも、やはり聴覚過敏が原因だったのかもしれません。タクくんはいろいろな音がする教室で過ごすことに、人一倍疲労を感じてしまっていたのです。
家で宿題をするときにはタクくんが少しでも落ち着くよう、なるべく静かな環境でおこない、小さな成功を積極的に褒めるように意識したもっつんさん。
一方で、もっつんさんの生活は、
・腰ヘルニアのため転職
・本格的な不妊治療を開始
・パワハラにより夫が突然の転職
など、さまざまな変化が訪れます。
夫に対していろいろ言いたいことがあっても、まずはお土産のプリンを食べるもっつんさんがかわいらしい♪ 甘いものを食べると、少しホッとしますよね。
もっつんさんは「このころは毎日、無我夢中でした。1日中、何かしらのストレスがあった試練の期間で、自分を甘やかすポイントを作らなきゃ、やっていられませんでした」と振り返ります。
もっつんさんにとって、おいしいスイーツが自分を甘やかすポイントだったのでしょう。皆さんは日常でストレスを感じたときに、自分自身を甘やかすポイントはありますか?
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。