臨床心理士として非常勤大学教授もしているスクールカウンセラーの花雲(かうん)先生のアドバイスにより、改めてタクくんに教室を脱走してしまう理由を聞いてみると、「教室がうるさいから」という思わぬ言葉が返ってきました。タクくんは『聴覚過敏』の症状に苦しんでいたかもしれないことが判明。
そこでもっつんさんは、花雲先生のアドバイスのとおり、宿題をするときには静かな環境にしたり、小さな成功を褒めたりするなど、タクくんが少しでも落ち着いた時間を過ごせるように工夫をします。
少しずつタクくんの行動は落ち着いてきましたが、それでもまだタクくんの発達に違和感を抱えているもっつんさんに、花雲先生は病院の受診を提案しました。
しかし、以前に総合病院へ相談したときには半年待ちだったことを花雲先生に伝えると、「じゃあ、僕が発達検査をして、紹介状を書きます」との返答が!
まさかの提案に驚いたもっつんさんは……。
すごい、どんどん話が進んできた…!
※訂正:(誤)WISCVI→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)
※訂正:(誤)WISCVI→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)
(誤)ウィスクラー式知能検査→(正)ウェクスラー式知能検査
(誤)WISCとは→(正)WISC-IV(ウィスク・フォー)とは
(誤)4指数→(正)4つの指標
そして、2時間ほどかかる「WISC-IV(ウィスク・フォー)」という知能検査を、担任の先生と相談して時間を作り、実施してもらえることに。
「本当にスクールカウンセリング利用してよかった。どんどん話が進んできた気がする!」と前向きな気持ちになるもっつんさん。
タクくんも、「花雲先生と実施する図形なぞなぞ」と聞いて、楽しみにしている様子です。
子どもにとって長い検査にはなりそうですが、何よりもタクくんが楽しみにしているのを見ると安心しますよね。これまでの花雲先生との信頼関係があるからこそ、検査を前向きに捉えることができたのでしょう。
タクくんの発達についてずっと悩んできたもっつんさんが、頼れる先生に巡り合うことができて、本当によかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。