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「こんな嫁いらない!息子と離婚して」嫁いびり姑に離婚届を渡された私→言われた通りサインした結果…!?

3歳年上の夫と結婚し、新婚生活を楽しんでいた私。しかし、夫の母はそんな私たちの幸せが気に入らない様子でした。私の粗探しをしては嫌みを言う、典型的ないびりを繰り返してくるのです。

義母の“嫁教育”はただのいびり

結婚して間もないころから、義母は夫の留守中を狙ってアポなしで家にやってきては、掃除の仕方や冷蔵庫の収納にまで口を出し、「こんな嫁をもらって息子がかわいそう」と嫌みを繰り返してきました。

 

表向きには“教育”のつもりなのかもしれませんが、実態は完全ないびり。私が言い返そうものなら「嫁のくせに口答えして!」と逆上し、私の気持ちを逆なでするような言葉ばかりぶつけてくるのです。

 

ある日、夫と一緒に義実家を訪ねたときのこと。義父が「プリンをたくさんもらったから、みんなで食べよう」と声をかけてくれました。プリンが大好物の私は喜びましたが、義母に台所を手伝うよう言われ、しぶしぶ席を立ちます。

 

案の定、台所では義父や夫に聞こえないように小声でネチネチといびってきました。あまりにも必死な様子がむしろ滑稽に感じ、思わず笑いがこみ上げてしまったのですが、それが義母の逆鱗に触てしまったようで……。

 

「こんな生意気な態度をとる嫁なんていらない! 息子と今すぐ離婚しなさい!」

 

そう言い放ち、義母は離婚届を私に突きつけてきたのです。まさかの展開に驚きましたが、激怒している義母に言い返しても無駄だと思い、私は離婚届を受け取ってバッグにしまったのでした。

 

 

義母に渡した“もう一つの離婚届”

後日、またしても夫が不在のタイミングで義母がやってきました。まだ離婚届を出していないことに不満を漏らしながら、私にしつこく詰め寄ってきました。

 

私は静かに、離婚届を差し出しました。

「こちら、記入しましたので。お義母さんがご希望でしたら、どうぞ提出してください」

 

義母は満足げにその書類を受け取りましたが、数秒後、顔が固まりました。そこに書かれていたのは、義父の名前。そして証人欄には私と夫が名前を記入してあります。

 

「なんなのよ、これは!! ふざけるのも大概にしなさい!」

 

動揺する義母に、ちょうど帰宅した夫が静かに言いました。

「間違いじゃないよ。父さんは、離婚する意思があるってさ」

 

実は、義父と夫は、私が義母から嫌がらせを受けていることを知っていたのです。

 

 

義父と夫が立てた“反撃の作戦”

当初、義母のいびりは、義父や夫の前では決して表に出ることはありませんでした。
しかし私は何度も夫に相談しており、最初は「母さんがそんなことするわけない」と言っていた夫も、私の話があまりに一貫していることから、次第に疑念を抱くように。

 

義父は、あるとき義実家で私がこっそり泣いているのを見て、心配して声をかけてくれ、そこから少しずつ状況を察してくれたようです。

 

最初は「勘違いかもしれない」と思っていた2人も、私の言葉や義母の行動の違和感が積み重なり、確信へと変わったとのこと。

 

そんな中で義母が私に離婚届を突きつけてきたことを知り、義父と夫は「これを逆手に取ろう」と決意。義父が自筆で離婚届に署名し、私と夫が証人欄に名前を記入しました。義母に渡す離婚届として、私に託されたのです。

 

義父は正義感の強い人で、陰で人を攻撃するようなやり方が大嫌い。自分の妻がそんな行動をしていたと知り、いてもたってもいられなかったのだと思います。

 

 

義父の本音と離婚への決断

さらに義父は、以前から義母との関係に悩みを抱えていたそうです。
家事の仕方や家計について一方的に口を出されたり、義父の交友関係にまでしつこく干渉されたりと、家庭内での支配的な言動にずっと我慢していたと言います。

 

私へのいびりを知ったことで、「今まで自分が見過ごしてきたことが、こんなかたちで家族を傷つけていたんだ」と深く反省し、「もうこのままではいけない」と決意したそうです。

 

そして義父は、義母に正式に離婚を申し出ました。当然、義母は猛反発しましたが、弁護士を通じて話を進めていったそうです。時間はかかりましたが、最終的には離婚が成立。

 

義母はその後、長年疎遠だった実家に戻ったと義父から聞いています。現在は両親の介護をしながら、同居している兄嫁に厳しく扱われているそうです。

 

私たち夫婦と義父は、義母に居場所を知られないよう引っ越しました。もう彼女と関わることはないと思います。

 

 

年上であっても、姑であっても、家族としての敬意は「お互いに」必要です。一方的に立場を振りかざし、他人を傷つけるような関係では、どんな家庭も成り立ちません。
今回の出来事を通して、私は“本当の家族”とは何かを知ることができた気がします。

 

 

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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    ライターベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

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