結婚式当日。りょうの姉・いちごさんと夫も式場に到着。いちごさんがみほの母に挨拶をしようと声をかけます。すると「うちのみほをいじめないでくださいね」と冗談混じりに言う、みほの母。
あまりの非常識さにいちごさんが苛立っていると、横から実母が「失礼なことおっしゃらないでください」「うちはそんな育て方しておりませんから」と一喝しました。
非常識なみほの母と挨拶もしないみほの父と兄に不信感が高まっていったいちごさんと母。
そして無事、結婚式が終了。
部屋に戻り、いちごさんの横に座わった母は「りょう(息子)のことは忘れます」と言い出します。いちごさんが驚いた表情を見せると、実母は「元気で生きてくれたら、それでいいわ」と続けました。
実母の心の内を聞いたいちごさんは、「何事もなく、家族で生活してくれたら、それでいいよね」と実母の意見に賛同しました。
要求が多過ぎじゃない…?
結婚式後、籍を入れた息子・りょうとみほ。
みほの実家の近くのマンションに住み始めたらしく、毎月子どもや家族の写真やDVDを送ってきてくれていました。そんなみほに対し、いちごさんは「悪い人じゃないんだけどな〜」と思っていましたが、なかなか積極的に関わる気が起きませんでした。
そしてその年の年末、りょう家族が帰省をすることに。実母は赤ちゃんを迎える準備をしてクタクタでした。そんなとき、みほから電話が。みほは第一声からおむつや育児用ミルクの種類の指定をしてきます。いきなりのことにフリーズする実母。
あまりの突然のおねがいに「要求が多いのでは……?」と思ってしまった実母なのでした。
赤ちゃんが来るため、準備に奔走していた実母。義実家に帰省するとなると用意するものも多いですよね。準備をしてくれる義母の行動はとてもありがたいと同時にいつもと違っているものだったらどうしよう……と悩むママもいらっしゃるのではないでしょうか。そのため、みほの物怖じしない性格には「すごいな……」と思ってしまいますよね。
ですが、お願いされる義母の立場からしてみれば、少し強引かもしれません。ママも義母もお互いが気持ちよく過ごすためにも、みほのように一方的に伝えるのではなく、きちんと必要な理由を説明したり、感謝の言葉を交えながら話すといいかもしれませんね。
原作/いちご