生理の周期に変化が!
若いころから重い生理痛などとは無縁の生活を送ってきた私。自分が閉経する年齢になったとき、それほど閉経について難しく考えていませんでした。
しかし、同世代の友だちの話を聞くと、ホルモンのバランスが乱れるからしんどくなるとか、少なからず身体にダメージがあるから閉経にまつわる予備知識はあったほうがいいとアドバイスをされました。
たしかに閉経は初めての体験です。50歳を前にして確実に生理周期が変化しているという自覚はあったため、閉経を迎えるにあたって何か知っておいたほうがよさそうだなあと漠然と考えていたのです。
突然やってきた生理にびっくり
そんなある日、仕事中にデスクから立ち上がろうとした瞬間に、尿漏れなどではなく明らかに経血が大量に出た感覚がありました。
恐る恐る、椅子に置いてあった座布団を見ると、経血で真っ赤に染まっていて……。これまで生理がきそうなときは、胸が張ったり、下腹部が重く感じたりというような予兆を感じることがありました。
しかし、この日はまだ生理前特有の症状がなかったため、私はナプキンをつけていなかったのです。
同僚のおかげで…
幸いにもその部署には女性しかおらず、自分と同世代の同僚が何人かいたため、私は半分泣きながら状況を説明することに。
すると、1人の同僚がロッカーに置いてあった使い捨ての下着と夜用のナプキンを持ってきてくれて……。替えのスカートは自分のものがあったため、トイレで着替えてなんとか事なきを得ました。
同僚曰く、彼女も閉経間近に大量に経血が出た経験があったことから、もしもに備えて使い捨ての下着と夜用のナプキンを用意していたそうです。
もしもその同僚がいなかったら、もしもその部署に男性がいたら、と考えると、今も焦ってしまうくらい私にとって大事件でした。
あのとき、もしも何か病気が隠れていたらと思って婦人科で診察を受けましたが、特に病気があったわけではなく、人によっては、閉経が近くなると私のように大量の経血が出ることもあると聞いてほっとしました。それ以降、私もロッカーに使い捨て下着と夜用のナプキンを用意しています。
※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/浦和さくら
イラスト/マメ美
監修/助産師 松田玲子
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