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「生理痛とは言えない」職場でごまかす私→先輩からかけられた驚きの言葉とは

社会人になってから、生理痛のつらさを我慢することが増えました。学生時代とは異なるスケジュールやチームワークなどもあるため、なかなか思い通りに動けなくなったからで……。

「生理痛とは言えない」職場でごまかす私→先輩からかけられた驚きの言葉とは

 

我慢するだけだった生理痛

社会人になってからストレスや疲れが多くなったせいか、生理痛がひどくなった気がします。痛み止めを服用してなんとか我慢していましたが、つらい日は1日に2〜3回痛み止めを服用するほどになり、悩んでいました。

 

今では「生理休暇」が当たり前に取得できる世の中になりましたが、当時の私は「生理であること」を周りに知られてはいけないと強く思っていて、生理痛でつらくてもひたすら耐えるしかありませんでした。

 

上司と先輩のやさしさに救われて

しかし、あるときあまりにも痛みがひどく、倒れそうになったことがあります。近くにいたのが男性の上司だったので生理痛だとは言えず、「風邪気味で体調が悪い」と伝えました。すると、上司は私の様子がおかしいと思ったようで、女性の先輩に確認するようにお願いしてくれたのです。

 

その後、私のもとにその女性の先輩がきてくれたので、そこで初めて生理痛が重くてつらいことを伝えました。すると、先輩が「生理はおかしなことでもないし、休暇を申請するのはずるいことではないよ」と声をかけてくれて、とても救われたのを覚えています。

 

私は、「社会人になったら周囲に迷惑をかけないことが当たり前」と考えていたので、生理くらいで休暇を取ってはダメだと勝手に思い込んでいました。先輩からは「真面目すぎるね」と笑われてしまったのですが、それからは堂々と生理休暇を申請するようになりました。

 

我慢よりも大切なこと

私自身の勝手な思い込みでひたすら生理痛を我慢していましたが、結果的に上司や先輩に心配をかけてしまいました。この一件で「我慢するよりも体調を整えられるように工夫することが大事」だと学んだ私。

 

現在は定期的にクリニックへ通い、子宮内の検査を受けて薬を処方してもらっています。というのも、婦人科で生理痛がひどいことを相談すると、検査の結果、軽度ですが子宮内膜症だとわかったからです。もし、あのまま我慢し続けていたら、子宮内膜症がさらに悪化していたかもしれません。

 

きちんと検査を受けて薬を処方してもらうようになってからは、自分の体と付き合いやすくなりました。上司や先輩が声をかけてくれたおかげで、自分の体としっかり向き合うことができたので、感謝しかありません。

 

 

社会人になってから生理痛をただひたすら我慢していた私でしたが、その原因が子宮内膜症だとわかり、薬を処方してもらったことで、現在は安心して働けるようになりました。今後も、なにかしら体の異変を感じたときは我慢せず、すぐ病院に相談しようと思います。

 

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

著者/匿名
イラスト/sawawa
監修/助産師 松田玲子

 

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