古い考えの義父
義父は昔ながらのやり方が好きな人で、最初はチャイルドシートすら「昔はなかった」と突っぱねていました。さすがに命に関わることは何度も説明して納得してもらいましたが、細かいところで拒否反応を示されます。
例えばわが家には家事時短のため、ロボット掃除機があります。義父はロボット掃除機を使うのが気に入らないようで、「ちゃんと手を動かせ」とお古の掃除機を渡されました。
またあるときは、わが家が無洗米を使っているという話をすると、「米を研がないなんて」と呆れた顔をした義父。後日、大量の無洗米ではないお米をもらいました。
その他も私が子育てで便利グッズを使っていると、「まーたラクして」といちいち突っかかってくるので、内心イラっとしつつ気にしないようにしていたのです。
娘の素朴な疑問
当時3歳の娘が義実家で動画を見ていたとき、義父に「またそんなもの。外で遊んで来い」と言われました。すると娘が「え、じいちゃんもスマホ見てるのに」と何気なく答えました。
義父は最近スマホに変えたばかりで、あれこれと楽しそうにずっとスマホを操作していたのです。娘の嫌みのない返しに、言葉をつまらせた義父。少し恥ずかしそうに咳払いしながら「まあ、少しだけならこういうのも悪くない」とつぶやいていました。
それからというもの、義父の誕生日には子どもと相談して、何かしら便利グッズをプレゼントしています。「またこんなもの」と言いつつ、「孫からのプレゼントだしな」と言ってなんだかんだ愛用してくれる義父。素直になれない義父ですが、孫の力もあってかだんだんと拒否反応も薄れてきたように感じています。
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イラスト/海乃けだま
著者:山口花
田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。