息子さんが生まれたときに取得した3年間の育児休暇中に第2子を妊娠したいと考えていたペ子さん。迫りくるタイムリミットの中、涙する日もありました。
しかしあるとき、ぺ子さんは高温期が続き、生理が来ていないことに気がつきました。妊娠検査薬でたしかめて見ると、陽性の線が。ついにぺ子さんのおなかに第2子がやってきたのでした。
夫の変化を感じた瞬間とは…
※人工妊娠中絶は、母体保護法により定められた適応条件を満たしている場合に限り、施行されます。
妊娠の難しさを味わったことで、ペ子さんは、より一層「妊娠は奇跡である」と実感したのでした。
妊娠15週目を迎えたときのこと、ぺ子さんは「クアトロテスト」を持ちかけられました。クアトロテストとは、血液を採取して、胎児がダウン症候群、エドワーズ症候群、開放性神経管奇形である確率を算出するスクリーニングテストのことを言います。
「受けたほうがいい」と夫。そのひと言に一瞬凍りつきましたが、夫の意図を知り、ぺ子さんは感動するのでした。
第1子を授かる前、精液検査に衝撃を受けて心ない発言をしていた夫。息子さんが生まれ、子育てをする中で、頼れる父親へと成長していました。
親として子どもを育てると同時に、親も子どもに育てられているのだと実感しますね。
監修/助産師 松田玲子