転勤族の夫についていくか否か
私の夫は転勤族です。夫によると2〜5年に一度、地方も含めて全国どこにでも転勤になる可能性があるとのこと。幸いにも過去の転勤では近隣への引っ越しで済んだようですが、今後は現住所から遠い地方のどこかに転勤する可能性も大いにあるようです。
もし実際に夫が遠方への転勤を命じられたとき、夫についていくべきか、それとも単身赴任をしてもらうべきか……。私は結婚前からずっと悩んでいましたが、答えが出せないまま、夫との結婚に踏み切りました。
夫についていった場合、自分が見知らぬ土地に慣れて暮らせるのか不安です。一方で単身赴任する場合は、「週末はできるだけ今住んでいる家に帰ってくるようにする」と夫は言います。ただ、私はどうしても週末婚のような夫婦生活を送るイメージが湧きませんでした。
転勤先についていくにせよ、単身赴任してもらうにせよ、どちらにせよ私には不安があったのです。
里帰り出産をすることに
そんなある日、私の妊娠が判明しました。夫と相談した結果、いろいろな事情で私は里帰り出産をすることに。そして臨月が近づいたころ、私は荷物をまとめて実家に帰りました。その後、平日勤務の夫は週末の休みにだけ、私の実家に顔を出すようになったのです。
すると、これまでは当たり前のように毎日夫と顔を合わせて暮らしていたのですが、週末だけ会うようになり、これはまるで週末婚のようだと私は感じました。そしてその後、週末婚のような生活を送る中で、私にとって思いもよらない気づきがあったのです。
単身赴任中ってこんな感じかも?
週末婚のような生活をしばらく送っているうちに、私は「夫が単身赴任したら今のような生活になるのかもしれない」と、単身赴任中の生活を疑似体験している気分になりました。
もともと、夫の単身赴任に漠然とした不安があった私。よくよく考えてみると、夫と毎日顔を合わせないとコミュニケーションが不足してしまうのでは?というのが、不安の種でした。
しかし、里帰り中はほぼ毎日のように夫婦間で連絡をとり合っていて、私はまったく不安を感じませんでした。この経験から、夫がもし単身赴任になったときには、メッセージや電話などでこまめに連絡をとることが、不安の解消につながるとわかったのです。
また、週末に顔を合わせるだけでも安心感は得られました。むしろ、週末にだけ会えるとなると、お互い積極的にコミュニケーションやスキンシップをとろうとしていることにも気がついたのです。今までは顔を合わせていてもスマホを触ったり、無言でいる時間も意外とあったりしたため、里帰り出産を通じて、夫婦で過ごせる時間の貴重さを実感しました。
里帰り出産がきっかけで週末婚のような生活を送ったことで、私の中で夫が単身赴任したときのシミュレーションができました。実際に会えなくても、メッセージなどでコミュニケーションを積極的にとれば、離れていても不安はないとわかったのです。最終的には、実際に転勤の話がきてから転勤先についていくか単身赴任してもらうか判断しようとは思いますが、夫が単身赴任になったとしても、うまくやっていけそうと少し自信がつきました。
著者/nanoka22
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