「この感覚は…まさか」運転中に緊急事態！忙しくてトイレに行けなかった結果…！

私は、女性同士2人1組になって、あちこちにある取引先へ営業をおこなう仕事をしています。取引先への移動手段は車で、運転するのはいつも私です。取引先1件あたり90分以内に商談を終えなければならず、時間内に終わらないと次の取引先に間に合わなくなるほど、忙しなく業務をこなしています。

そのため、時には食事やトイレの時間を削ってまで次の現場への移動を優先することも。いつも車の運転を担当している私は、移動中に「次の取引先との約束に間に合うかな」とついピリピリしてしまいます。

そんなある日のこと。この日の私は生理2日目で特に経血量が多く、頻繁にナプキンを替えなければ経血が漏れる心配がありました。仕事の合間にナプキンを替えたかったのですが、前の商談が押してしまい、すぐに車を走らせなければ次の取引先に間に合わない状況に。

トイレに行けないまま急いで次の取引先に向かった私。取引先の現場になんとか間に合い、ホッとしたのもつかの間……車を降りると、運転席のシートが血まみれになっていたのです！ 慌てて運転席のシートを拭き、トイレでナプキンを取り替えることに。スカートは着替えられませんでしたが、幸いにも濃い色のスカートで汚れは目立たなかったため、そのまま仕事をしました。

応急処置としてバスタオルを敷いて座っていましたが、スカートの経血で濡れている部分が冷たく、とても不快でした……。

なんとか取引先との仕事を終えた私は、会社に戻りました。運転席のシートの汚れは落とせたものの、他の人も乗る社用車で経血を漏らしてしまい、とても恥ずかしかったです。

それからは、どんなに忙しくてもこまめにナプキンを替えたり、タンポンとナプキンを併用したりと、経血が漏れないよう対策をするようになりました。

そして、仕事の合間にトイレへ行く時間を作れるよう、仕事の進め方も工夫するように。以前は、移動前に慌ててトイレに駆け込むこともありましたが、今は余裕をもってトイレに行くことができるようになりました。

この経験をしてから、自分の体のことや仕事の進め方を見直した私。生理とうまく付き合っていくためには、いつでも対処できるよう、日ごろから万全に準備をしておくことが大切だなと思いました。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

著者／匿名
作画／加藤 みちか
監修／助産師 松田玲子