蒸れから解放されたくて…
それまで私はナプキンを使用していたのですが、夏場は汗で蒸れやすくなるのが気になっていました。かゆくなったり、赤くなったりすることもあり、夏の生理はストレスとの闘い。そんなストレスから解放されたいと思って、思い切ってタンポンにチャレンジしてみることにしたのです。
中に挿入するタンポンならば、ナプキンのように肌にあたらず、ノンストレスで使えるだろうと期待した私。さっそく、ドラッグストアで一番手ごろな価格のタンポンを1箱買ってみました。
きちんと挿れたのになぜ?
タンポンを挿れるのは初めてだったものの説明書の通りにおこなってみると挿入はスムーズにおこなえました。最初は少し違和感がありましたが、次第にその感覚にも慣れ、経血がドバッと出る感覚もなく、かゆみや蒸れも感じません。なんて快適なんだろうと感動したのを覚えています。
そして、その日はタンポンを挿れているから大丈夫だろうと生理用ショーツやナプキンを着用せず過ごしていました。すると、ふと下半身に違和感が。慌ててトイレに駆け込むと、経血で下着が真っ赤になっていたのです!
タンポンを挿れていたのになぜだろうと不思議だったのですが、パッケージを確認すると軽い日用のタンポンだったことが判明。その日は経血量が多い日だったので、容量オーバーになってしまったのでしょう。職場での出来事だったので、女性の同僚に事情を話しナプキンを貸してもらいました。幸い、ネイビーの制服だったのであまり目立たなかったので、少しホッとしました。
初めてのタンポンは感動したものの失敗も経験することに。そして失敗を教訓に、今は経血の量に合わせて最適なタンポンを選ぶようにしています。今ではタンポンもじょうずに使いこなせるようになり、生理中も快適に過ごしています。
※タンポンの過度な長時間使用はトキシックショック症候群(急な発熱、吐き気、めまい、失神などの症状)を引き起こす可能性があるため、パッケージ等に記載されている時間や使用方法をしっかり守りましょう。
著者/宇仁田 雲丹子
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!