しかし、約束は守られることなく、2カ月が経過。約束をスルーされ続けていたことで次第にオニハハは、夫に対して素っ気ない態度を取るように。しかし、このままだといけないと思い、夫に夫婦生活の約束について再び切り込むのですが、またスルーされてしまうのでした。
そんな中、「不倫」という別の手段が一瞬頭によぎったオニハハでしたが、"子どもを裏切るなんてできない"と踏みとどまります。「私が我慢すればいい」一瞬そんな考えが浮かんだものの、過去に自分が我慢してもうまくいかなかったことを思い出したのです。
そこで、不倫の許可を取ることを試みたオニハハでしたが、夫の正論にあっけなく玉砕。すると新婚のころ、夫に夜の誘いを自分が断ったことを思い出したのです。そして、そのころの自分の失言を反省すると、頭を下げて夫に謝るのですが……?
以前、自分が拒否する立場だったことを思い出した妻は…?
「……何が?」
「前にも逆のことあったこと思い出したの。
新婚のころ、私したくなくて風俗行ってくればって
言ったじゃん」
申し訳なさそうに言うと、笑いながら、
「あ~あったなそんなこと」と返す夫。
「風俗行けって言われて傷ついたよね」
「いや別に。仕方ないかって感じ」
「私が拒否してもオニチチは強引にはしなかったよね。
もしかして、ずっと我慢させてた……?」
「いや?だってお前が拒否るのって一時的じゃん。
基本俺のことかなり好きだし」
傷ついている様子もなく、明るいトーンで返す夫に
驚きながらもホッとするオニハハ。
(私はこうやってちゃんと話したかったんだ)
夫婦でざっくばらんに話し合えている今、
オニハハはようやく満足感を得ることができたのでした。
和やかな雰囲気の中で、お互いの思っていたことを打ち明けられてよかったですね。相手に気持ちはちゃんと聞かないと、どう思っているのか分からないというのが正直だと思います。勝手に"こう思っているだろう"と想像だけで断定してしまうと、そこから誤解が生まれてしまう場合も時にはあるのではないでしょうか。相手の主張をしっかりと聞くほか、自分の主張も伝えることで、夫婦間の意志疎通を図っていきたいですね。
オニハハ。さんの連載は、以下のサイトからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。