ナプキンを交換できず…
小学生の夏休み。塾の夏期講習を受けていた私は、ちょうど生理2日目でした。経血が漏れないか、臭いがしないかなどが気になり、なかなか授業に集中できません。
授業が終わり休み時間になりましたが、当時の私は生理を恥ずかしいものと思っていて、ポーチを持ってトイレに行くことを躊躇していました。その姿を見た友だちに「今日、生理なの?」と聞かれたくなかったのです。そのため、トイレへ行くことを我慢してしまった私。
トイレに行くのを我慢したまま次の授業を受けると、やはり経血が漏れて洋服を汚してしまいました。着替えは持っていません。どうしたらよいかわからず、塾の受付にいたスタッフさんに相談してみることにしました。
困っていると助けてくれたのは?
はじめは受付に行ったら家に電話をしてもらい、着替えを持ってきてもらおうと思っていました。けれど、スタッフさんは「生理で汚しちゃったの?」と事情を聞いてくれて、そのあと奥から洋服とナプキンを持ってきてくれたのです。塾に着替えの用意があるとは思ってもいなかったので、当時の私はとてもびっくり!
やさしく話を聞いてくれたスタッフさんのおかげで、動揺していた気持ちも落ち着き、着替えてまた次の授業に臨むことができました。
あのとき、躊躇せずきちんとトイレに行っておけば、経血を漏らすこともなかったと思います。この一件で、恥ずかしくても我慢せずこまめにナプキン交換をしようと心に決めました。
生理が始まって間もないころは、ナプキンを交換するタイミングがうまく掴めなかったり、周りの目が気になったりで、失敗することも多かったです。
いろいろな失敗を経験しながら、だんだんと生理とうまく付き合えるようになった私。塾のスタッフさんのように、困ったときに助けてくれた人たちのおかげで今があると思います!
著者/匿名
監修/助産師 松田玲子
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