ポケットに…
ある日、私は彼氏と外食をしに行きました。私が先に店を出たのですが、彼氏から「ねえ、おしりのポケットから何か出てるよ」と指摘されたのです!
私は「何のことだろう」と思っていたのですが、自身のズボンのポケットを見ると、なんと使用前の生理用ナプキンがポケットから落ちそうになっていて……。
このとき私は生理中で、生理用ナプキンを交換するタイミングを見計らっていたのですが、結局最後まで交換できず、ズボンのポケットに入れたままになっていました。
彼氏は、ズボンのポケットから出ていた物の正体について聞いてくることはありませんでした。もしかしたら、生理用ナプキンだとわかっていて、私に恥ずかしい思いをさせないよう気をつかってくれたのかもしれません。
2度目の失敗だった
実は、ズボンのポケットにうっかり生理用ナプキンを入れていて他人に指摘されたことは、これが初めてではありませんでした。
学生時代に廊下を歩いていたとき、うしろからきた友だちが慌てた様子で私に「生理用ナプキンがポケットから出ているよ」とこっそり教えてくれたことがありました。
そのときの恥ずかしさを覚えていたにもかかわらず、彼氏との大事なデートのときに2度目の過ちを犯してしまったのでした。
ある物を使うように
さすがに「このままではいけない」と思った私。これまで、ポケットに入れておいたほうが取り替えの際ラクだからという理由で生理用ポーチを持ち歩いていませんでしたが、生理用ナプキンを入れるためのポーチを購入してみることに。
使ってみるととても便利で驚きました。バッグの中で生理用ナプキンが迷子になることがなく、常に数枚入れておくことで生理用ナプキンが足りなくなるという心配もなくなりました。
生理用ナプキンのほかにも、鎮痛薬を入れておくこともできます。ポーチはたくさんデザインやサイズがあるので、好きなデザインのポーチを使うだけでも気持ちが明るくなりました。
2度の失敗があったからこそ、生理用ナプキンをポーチに入れて過ごすようになりました。恥ずかしい経験でしたが、今となっては「いいきっかけだったのかも」と思っています。
著者/EikoT
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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