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「最悪…」町中に「生理がきたこと」が知れ渡っていた。小4時に体験した絶望

わが家では、初潮を迎えると赤飯を炊きお祝いするという習慣があります。けれど、初潮を迎えた本人にとっては複雑な気持ちがあり……。

「最悪…」町中に「生理がきたこと」が知れ渡っていた。小4時に体験した絶望

 

友だちより早くきた初潮

私は友だちより成長が早いほうで、同級生と比べると体型がしっかりしていました。周りよりも背が大きいことで注目を浴びることが多く、幼心ながらにとても恥ずかしかったのを覚えています。

 

そんなある日、下着に血のようなものがついているのを発見。すると祖母が母に「生理になったんじゃないか」と伝えたようです。当時、まだ小学4年生だった私は、生理のことをよくわかっておらず、母から「生理になったのか」と聞かれても「なっていない」と答えてしまいました。

 

しかしその後、再び下着に血がついていたことで、「生理がきた」ことを家族に知られることとなったのです。

 

近所全員に知られてしまったショック

生理がきたことに曾祖母は喜び、祖父は赤飯を炊くように母に言いました。翌日、母が赤飯を大量に炊いて家族で食べたあと、余っていた赤飯を祖父母が近所に持っていくと言い出したのです。そして近所の仲がいいおじいさんやおばあさんたちに配り、翌日には近所中に私が生理になったことが知られてしまいました。

 

生理自体は恥ずかしいことではありません。ただ、まだ小学4年生で自分でも生理がなにかよくわかっていない状態で、外に遊びに行くと近所の人たちから「おめでとう」と言われるので、とても恥ずかしい思いをしました。

 

自分の秘密を大勢の人に知られたようでいたたまれなくなり、家族に「近所中に知られて恥ずかしい!」と訴えましたが、家族は当たり前のことをしただけだと知らん顔でした。

 

 

ほかの人より早く初潮を迎えた私。家族は「お祝いだ」と良かれと思ってしたようですが、近所中にそのことを知られとてもつらかったです。お祝いは本人も喜んでいるからこそ意味があると思います。私の例は稀かもしれませんが、お祝いするのであれば、本人がうれしい方法をとることがいいのかなと思いました。

 

著者/匿名
イラスト/おんたま
監修/助産師 松田玲子

 

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