ナプキンの捨て方
小学生のとき、私は学校の授業で「ナプキンの捨て方」を習っていました。内容としては、「ナプキンを捨てるときに、次にサニタリーボックスを開けた人が不快にならないように捨てましょう」というもの。
私自身も、人に不快感を与えるよりは気持ち良く使いたいと思っていますし、私の中ではサニタリーボックスで人を不快にさせないのは、当たり前だと思っていました。
次の人に不快感を与えないように
授業を受けていたときにはまだ生理がきていなかったのですが、その後、私にも生理がきて、ナプキンを捨てる機会が出てきました。生理になって気がついたのですが、私自身、経血量が多いようで、学校で習った、「ナプキンの包装紙に使用済みのナプキンを丸めて入れる」という捨て方では、使用済みナプキンについている経血が透けて見えることが。
そのため、経血が透けて見えて不快に思われないようにはどうしたらいいかと考えることに。数人の友だちに使用済みナプキンをどう捨てているか聞き、最終的にはトイレットペーパーで包んでからナプキンの包装紙で包んで捨てるという方法に落ち着きました。
外出先でのサニタリーボックスの中に衝撃
中学生のころ。生理中に外出することがあり、外出先のトイレでナプキンを替えた私は使用済みナプキンを捨てようとサニタリーボックスを開けてびっくりしました。なんと、サニタリーボックスの中には、使用済みナプキンが広げたままで捨てられていたのです。
サニタリーボックスを開けたときにあの生理独特のにおいがトイレの中に充満して、見た目にも、嗅覚的にも不快な気持ちになったのは、40代になった今も鮮明に覚えています。
当時、私はかなり不快感をおぼえ、その後しばらくはサニタリーボックスを開けるのが怖くもなってしまいました。そのため、しばらく警戒しながら使用済みナプキンを捨てていた記憶があります。
もしかしたら、普段はきちんと捨てている方が急いで捨てた結果がそのときの状態だったのかもしれません。しかし、あの不快感をほかの人にさせないためにも、自分の子どもたちには「使用済みナプキンを見えないようにきちんと包んで捨てましょう」と、最初に教えています。
著者:さとうみく/女性・主婦
イラスト:Ru
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています
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