せっかちな外食
義実家へ行ったときのことです。その日は、みんなで外食をすることになり、義父が「よし! いつものところへ行こう」とひと言。そして地元のラーメン屋へ行くこととなりました。
そのとき「ここは待ち時間がないからお決まりの外食先なのよ」と義母が耳打ちしてくれたのを覚えています。ラーメン屋に入るとメニューも見ずに注文する義父。それに続いて義母と夫もすぐ注文したので、慌てて私も注文しました。
そしてラーメンを食べ終わった途端、「食べ終わったならもう出るぞ」と義父が席を立ちました。私はコップの水を飲み干したかったのですが飲めずじまい。なんとも食べた気がしない、バタバタとした外食でした。
駐車場が混んでいると…
ラーメン屋をあとにすると夕食の買い出しのため、みんなでスーパーへ。義父が車を運転してくれていたのですが、スーパーの駐車場に待ちの列が……。「あー混んでるな、違うスーパーに行く」と義父は少しイラッとしていた様子。そして、すぐに違うスーパーへ行くこととなりました。
買い物中も義父は「早く決めてな!」と義母へ何度も声かけ。いつものお決まりの言葉なのか、義母は気にするそぶりもなく、義母と夫は手分けして買うものが陳列している売り場へなんと駆け足で向かっていったのです。あまりにもせわしない買い物で、私はただ呆然としていました。
食器を片付けるスピードの早さ
その後、義実家で夕食を食べたのですが、義父も義母も夫も食事中は会話をすることはほとんどなく、食べることに集中し、食べ終わるとすぐに食器をキッチンへ下げていました。
結婚して一緒に暮らし始めてから、夫がいつも食べ終わるとすぐに食器を下げているのを見ていて、少し不思議に思っていた私。このときの光景を見て、子どものころからの習慣だったのかと気づきました。
私自身は、雑談をしながらゆっくり食事の時間を楽しみたいタイプなので、夫との食事は急かされているようであまり落ち着かないのが本音です。
義実家に行くとすべてがとても早く、普段のんびりしている私は少し疲れてしまいました。しかし育った環境が違えば生活習慣も異なります。慣れない部分もありますが、少しずつお互いの違いを受け入れながらいい夫婦関係を築き、義実家ともうまく付き合っていきたいなと思っています。
著者/伊東理恵子
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