「いいよ!まかせて」夫におつかいを頼んだら…
第1子の出産にあたり友人からベビーバスを借りていましたが、サイズアウトしたので返すことに。「お礼を準備しないと」と思っていたとき、夫が買い物に行くと言うので、「友だちにベビーバスを返すから、お礼のお菓子を買ってきてほしい」とお願いしました。「大人も子どもも喜ぶようなものがいい」という希望と予算も伝えると、「いいよ! 任せて」と夫は快諾してくれ、出かけます。
数時間後、帰宅した夫の手にはなぜかスナック菓子やチョコレートの入ったビニール袋が握られていました。私は「さすがにスナック菓子でお礼なんて失礼だよね……」とドン引きし、夫に「お礼用で予算も伝えたよね? 普通は菓子折りじゃない?」と言いましたが、夫は「俺はいつもお礼のときはこんな感じだけど……」と驚いています。
話を聞くと、夫は体を使う仕事をしており、男性ばかりの職場です。そのためお礼というと、カップラーメンやスナック菓子など手軽に食べられるものが定番だそう。また友人へのお礼にもビールを選ぶことが多いようで「菓子はあんまり喜ばれない」と言うのです。最初はイライラしながら話を聞いていた私も、そんな考えもあるのかと理解できました。「お礼のお菓子=菓子折り」が常識だと思っていましたが、相手の本当に喜ぶものを考えた結果、ビールやカップ麺という選択肢もあるかもしれません。
今回のお礼の相手は気心知れた友人だったので、別でお菓子のプチギフトを買い足し、今回のエピソードを伝えつつ夫の買ってきたお菓子を渡すことに。友人も「これ息子の好きなお菓子だよ~」と夫の選んだお菓子を喜んでくれました。
「自分の中の当たり前」が夫も同じだと思い込み、予算と「お菓子」としか伝えなかった自分にも非があるかもしれないと反省。次回からは具体的な商品名や内容を伝えるとともに、「自分の常識=夫の常識」ではないことを理解して、夫のことをもっと知っていきたいと思います。
著者:宇山のぞみ夫と発達に遅れのある3歳の男の子と1歳の女の子の4人家族。近くに住む両親や義両親にも助けてもらいながら育児を楽しんでいる。
作画:mosu
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています