いつもより念入りに掃除と片付け
ダイエットをするにしても、手術や加齢で体力が落ちていたので、無理はしないように心がけました。コロナ禍でもあり、家でできることを考えた結果、「掃除は結構動くから、ダイエットに良いかも!」と思い付き、いつもより念入りに家の掃除と片付けをすることに。
掃除機かけと拭き掃除を長めに丁寧におこなったあと、その日の気分によって「今日はリビング!」という感じで1カ所だけさらに念入りに掃除しました。ただ、私はもともと掃除や片付けは好きなほうなのですが、やはり太ると体を動かすことがおっくうになるのか、「面倒だなぁ」と思うときが。
そんなときはお気に入りの曲を聴きながら掃除すると、気分がグッと上がりました。鼻歌交じりで手を動かすと、ドンドンはかどり時間がたつのを忘れました。特にキッチン、お風呂、トイレなどの水回りや窓ガラスなど、磨くとピカピカになる場所は目に見えてきれいになるので達成感があり、やる気が続きました!
家の設備がきれいになると、物がゴチャゴチャしているのが気になります。「もったいないし、いつかまた使うから」と放置していた使わない家電や家具、本や服、靴なども思い切って処分しました。
ダイエット効果UPのためステッパーを購入
ダイエット目的で掃除をおこなうようになり、約1カ月が経過。掃除がすっかり習慣になり、スピードも効率も上がったため、だんだん掃除する場所がなくなってきました。家の中はスッキリと片付き、きれいに。しかし、本来の目的であるダイエットは軽く体を動かせるようにはなったものの、体重1kgが減っただけにとどまりました。
思ったように体重が減らず焦り始めた私は、30代のときに成功したご飯やおかずを減らすダイエットを試してみました。けれども、数日でおなかが空いて、反動でお菓子をドカ食い……。体のことも考え無理な食事制限は諦めました。
「無理なく続けられるダイエット法はないかな~」とネットで検索していたところ、ステッパーが手軽でダイエットに効果的との記事をいくつか読みました。思い立ったが吉日で、通販サイトで約1万円の小型のステッパーを購入。いつでも踏めるよう、テレビの前に置きました。
運動は「無理せず、緩く」が続くコツ
空いた時間にテレビや動画を見ながら、ステッパーをゆっくり踏み、疲れたら降りてストレッチして、また踏むという方法を繰り返しました。初めは少しよろけながら、時々壁に手をついて踏んでいましたが、続けていくうちに真っすぐ立った状態で踏めるようになってきました。1回につき約20分間は続けて踏み、おもしろい番組だと30分ほど続けて踏んでいます。
また、寒い季節の肩凝り解消にも役立っています。ステッパーを踏みながら、腕や肩を大きく左右や上下に15分ほど動かすと、だんだん背中がポカポカと温かくなり、背中の張りや肩凝りがかなりラクになりました。
1日トータルで40分ほど踏んでいると思います。体調の悪いときは休みましたが、大好きなお菓子も控え、ほぼ毎日約5カ月続けた結果、次第に体が締まって3kgのダイエットに成功。今では脚全体に筋肉が薄っすらと付き、おしりも上がって、疲れにくくなりました。うれしいことに、ニットワンピースを着てもおなかがポッコリしません。お肉がはみ出してきつかったパンツやスカートも緩くなりました!
掃除も続けていたため、昨年末の大掃除はいつもより少し時間をかけて丁寧にするだけできれいになり、とてもラクでした。
まとめ
掃除とステッパーを緩く続けることで家も体もスッキリできました。あまりお金や手間をかけず、お得にダイエットできたため、とても満足しています。体が軽くなり、家の中はきれいに片付き、掃除も短時間で済むようになったため、気持ちと時間にゆとりができました。ゆとりがあるせいか、イライラして家族に当たり散らすこともかなり減りました。考え方も前向きになり、その後、Webライターの勉強をして仕事を始めています。
掃除とステッパーはたまにはお休みしつつ、今も続けています。おかげで体重はキープできていますが、もう少し体をスッキリさせたいので、工夫をしながら日々ダイエットを楽しんでいます!
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/村澤綾香
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