子どもたちに対する怒り方がわからないぐりさん。いつしか自分の気持ちに蓋をして、無理やり平常心を取り繕うようになっていました。ぐりさんにだけ当たりが強く、弟には怒らなかった母のことを思い出し、自分の母親のようになりたくないと父に相談することに。
育児が怖くて仕方がないこと、自分の母のように怒りたくないことを正直に父親に打ち明けたぐりさんが「お母さん、私のこと嫌いだったのかな?」とまっすぐに質問すると――?
お母さんが私を嫌っていた理由は…
「お母さん、私のこと嫌いだったのかな?」というぐりさんの質問に、「嫌いだったと思うよ」と答えたお父さん。お父さんの回答に、ぐりさんはショックよりも「やっぱりな」という安堵を感じます。
自分の母親のようになってしまうことを不安がるぐりさんですが、仕事も家もあるし、何よりいい旦那さんがいるんだから、とお父さんは後押しをしてくれたのでした。
ぐりさんとは違い、子どもたちを𠮟るべきときにはしっかり叱っていた旦那さん。「やっぱり私に『お母さん』は難しいね」と怒り方がわからないことを旦那さんに打ち明けるぐりさんでしたが、「よそはよそ、うちはうち」という旦那さんの言葉にハッとさせられます。
その後、怒っていることを言語化してみることにしたぐりさん。たまにぐちぐち言ってしまうこともありますが、今では完璧なママではなく、人間らしいママを目標に育児に励んでいるのでした。
自分と同じようなつらい思いを、子どもたちにはさせたくないと思い悩んでいたぐりさん。しかし、旦那さんと話し合い、お互いに助け合うことで、ぐりさんらしい育児ができるようになったようです。これからもぐりさん一家が幸せに暮らせますように。