無理をしない範囲で行けるときだけ登校し、4月が終わろうとしていたある日、まっちくんがクラスの女の子から体育の時間に「変な子」と言われ、砂をかけられるという事件が起こりました。
「順番や列を覚えて並ぶこと」が小さなころから苦手だったまっちくん。どこに並べばいいのかわからずにウロウロしている様子が、クラスの子にとってはふざけているように見えてしまったのでは?と、ねこじまさんは推測します。
傷ついたまっちくんの気持ちに寄り添いつつ、次回の体育の前に並ぶ場所を先生に確認することを提案し、「お母さんはまっちの味方だよ」と伝えました。
しかし、翌朝になると……。
生きづらさか、わがままか
※訂正:(誤)伺ってさ→(正)うかがってさ
※訂正:(誤)熱苦しさ→(正)暑苦しさ
人の目が気になるまっちくんの気持ちがすごくわかる、というねこじまさん。
「『嫌なことがあったからすぐ逃げる』というふうになっていないだろうか。休む日も多かったので、甘やかしているだけになっていないだろうか。逃げる癖がつかないか。弱い大人にならないか。不安で、自分自身、葛藤していました」と振り返ります。
まっちくんの気持ちが痛いほどわかるねこじまさんだからこそ、前向きな言葉をかけて無理やりにでも学校に行かせるべきか、それとも「無理なら休もう」と言い続けてしまっていいかどうか、親としてどの選択が最善なのか悩んでいたそうです。
大人になっても人生にはいろいろなことが起き、さまざまな困難も訪れるでしょう。子どものころから困難を少しずつ乗り越えていくことで、自分なりの軸を見いだせるといいですね。