汗対策でおしゃれとかけ離れた姿に
更年期によるホットフラッシュが始まって今年で2年目になります。ホットフラッシュは更年期の代表的な症状の一つで、エストロゲンという女性ホルモンの減少により自律神経が乱れ、血管が拡張して体温調節機能が働かなくなり、のぼせ・ほてり・発汗などを生じやすくなるものです。私はこのホットフラッシュについて婦人科で相談し、加味逍遙散(かみしょうようさん)という漢方を処方してもらっています。1年飲んだ冬には少し症状が落ち着いたかなと思いましたが、暑い季節になるとやはり汗がたくさん出るようになりました。
2023年新型コロナの行動制限が緩和されたせいか幼稚園の行事も増え、保護者の方と顔を会わせる機会が多くなりました。私はホットフラッシュのせいで、行事のたびに上半身が汗だくです。もちろん汗対策もしており、首に冷感スカーフを巻いて冷やしています。
しかし、冷感スカーフは時間がたつと涼しい効果は半減するので、フェイスタオルをさらに首に掛け、いつでもサッと顔や首の汗を拭けるようにしています。ハンカチでも良いのですが、行事や懇談会の間は仕事を割り振られていたり資料とペンを持ったりしていて両手がふさがっていることが多いため、フェイスタオルがちょうど良いのです。
しかし、首にタオルをかけている姿はおしゃれとはかけ離れており、やや恥ずかしい気持ちになることもあります。
若いママには汗だくの理由を気軽に話せず
ある暑い日、幼稚園の行事で私はいつものように冷感スカーフとフェイスタオルを首に巻いていたら「汗対策をダブルでしていてバッチリだね」と30代のママ友に言われました。更年期の私はホットフラッシュで皆より汗が出るからだとは言えず、「バッチリでしょ」と返すことしかできませんでした。
その人は比較的よく話すママ友でしたが、私の気が引けて打ち明けることができませんでした。私自身、自分にホットフラッシュが出るまで更年期症状について無知であったため、打ち明けても理解してもらえないのではないかと思ったからです。打ち明けられたら私の気がラクになるのですが、なかなか気軽に話せないことが悩みです。
さらに本当はもっと汗対策をしたいのですが、恥ずかしさがあってできません。外でおこなう幼稚園行事では目の周りから汗も出るので、暑さを軽減させえるためにサングラスを掛けたいこと、ファン付きのベストも取り入れてみたいこと。もしママ友に打ち明けられたら、ファン付きベストも堂々と着られるようになるかもしれません。
同年代でもホットフラッシュを知らない!?
幼稚園のママ友が自分より全員若いと思っていたある日、なんと私と同じ年齢のママ友を見つけました。そこで早速更年期について話してみることに。
「ホットフラッシュで汗がたくさん出て大変なんだよね」と私が言うと、「ホットフラッシュって何?」と返されました。なんとホットフラッシュを知らない同年齢の女性がいるとは……。話を聞いてみると、彼女の場合、更年期による疲れやすさなどはあるけれど、ホットフラッシュの症状はないとのことでした。
更年期についてアレコレ情報交換のように話せるかと思っていましたが……ホットフラッシュについて語りたいという私の思いは、残念ながらかないませんでした。でも、その他の更年期症状については話しやすいことや、何より同年齢のママ友がいることで安心感が生まれました。
1人に打ち明けることができたので満足したのか、汗対策で重装備だからといってそんなに気にしなくても良いかなと思うようになりました。更年期症状が人それぞれであることから、私が経験していない症状でその対策をしている人がいるかもしれないという気持ちが生まれたからです。
まとめ
私の悩みはホットフラッシュのことを気軽に話せるママ友がいないということでしたが、同年代のママ友に打ち明けたところ、更年期症状が人それぞれ違うことを知りました。
私はホットフラッシュの大変さを共感し、ねぎらい、励まし合うことを目的にしていたのですが、人それぞれ違うことから、同じ症状で共感することにそれほどこだわらなくても良いと思うようになりました。 「更年期で大変だね」と、お互いに言うだけで気がラクになれたからです。汗対策も他の人より重装備ですが、気にせず続けていこうと思います。
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