翌日、昨晩の夫の態度を思い出していたゆのさん。ゆらちゃんを寝かしつけながらモヤモヤの原因を探っていました。
ゆらちゃんが生まる前は家庭は2人にとってホッとひと息着く場所でしたが、ゆのさんにとってはバタバタする場所に。しかし、夫は相変わらず家庭を和みの場だと思っている様子。ゆのさんはこのズレが原因だと考えました。
一番の理解者だった夫が、言葉を尽くしても伝わらない宇宙人のような遠い存在に感じていたゆのさんですが……?
娘のお風呂を夫に頼んでみた結果
ゆのさんが夫を宇宙人のように感じている一方で、同じように夫も自分を宇宙人のように感じているんだろうな、と考えたゆのさん。家庭が今も和みの場であるという認識、当事者としての姿勢、育児の経験値のすべてがない夫。夫婦2人暮らしのときと違う対応を求められても、その場しのぎでしか行動できないのは無理もないと思うのでした。
ゆのさんは夫に当事者意識を持ってもらうため、まずは平日帰宅した夫にゆらちゃんの入浴をお願いします。すると夫はにこにこして引き受け、「ゆらさんとのお風呂幸せだった~」「平日関わる時間ないな~って思っていたからうれしかったよ」と喜んでいる様子。
仕事への影響を懸念して、夫に平日育児をお願いするのを遠慮していたゆのさんでしたが、これを機にもっと育児に参加してもらおうと思えたのでした。
不安になりながらもゆらちゃんのお風呂をお願いしたゆのさんでしたが、意外にも旦那さんは積極的。お風呂上りの体を拭いたり保湿をしたりするのはゆのさんにお任せではありましたが、これからは帰りが早い日は毎回旦那さんがお風呂に入れてくれるとのこと。帰宅後にリラックスしていた旦那さんから、大きく1歩前進ですね。
監修/助産師 松田玲子