店長と椿に対して「自分の店を持つことにしたからお店は辞める」と話したやっくん。2人とも開店資金を心配しますが、椿はお金の出所が小梅の姉・咲良だなと気づきます。椿から話を聞いた小梅は、予想外の展開にびっくり。電話を切ってすぐ、咲良に事実を確かめようとするも、咲良の姿が見当たりません。そして小梅の子ども・麦ちゃんの姿も!!小梅は行き先をお母さんに尋ねるのですが……。
姉の行動を否定しない母。その理由は…
麦ちゃんがいなくなったことに気づいた小梅は、お母さんに咲良の行き先を尋ねました。どうやら咲良は、麦ちゃんを連れて車で出て行ったようです。「どうして止めてくれなかったの!!」と小梅は怒りますが、「お姉ちゃんを許してやって。きっと戻ってくるから」とお母さんは懇願します。
お母さんがそこまでお姉ちゃんを庇うのはなぜなのか……小梅は訳が分かりません。もしやと思い、「お金を借りてるのでは?」と問い詰めたところ、実はーーと話し出しました。咲良は両親に金銭的援助をしており、両親は咲良の給料を当てにして生活していました。咲良の機嫌を損ねたら生活に困ってしまう……、とお金の不安を吐露。「お願いだから、お姉ちゃんの言う通りにしてほしい」と言い出します。
小梅は「言う通りにはできない!」と主張。自分たちの生活しか考えず、麦ちゃんのことを心配しない実母に憤ります。母は味方ではないと悟った小梅は、自分ひとりで麦ちゃんを探すと家を飛び出しました。咲良が行きそうなところは、やっぱりやっくんのところ。小梅は美容院へ向かいます。そして、やっくんに状況を伝え、姉の居場所を聞いてほしいと話しました。状況を飲み込めず、驚いたやっくん。小梅に怒鳴られ、咲良に電話することにーー。
お金を援助してもらっているとはいえ、この状況になっても姉を庇うお母さんも困ったもの。「咲良と麦ちゃんはきっと戻ってくる」という言葉に根拠はなく、無責任ですよね。麦ちゃんの行方が心配ですが、やっくんが咲良に連絡をして早く分かるといいですね。
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