電話をしている間に娘の麦ちゃんがいなくなったことに気づいた小梅は、母に姉・咲良の行き先を尋ねました。どうやら咲良は、麦ちゃんを連れて車で出て行ったようです。母はキャリアウーマンである咲良に金銭的な援助を受けているため、「お願いだから、お姉ちゃんの言う通りにしてほしい」と言い出します。母は味方ではないと悟った小梅は、自分ひとりで麦ちゃんを探すと家を飛び出しました。咲良が行きそうなところは、やっぱりやっくんのところ。小梅は美容室へ向かい、やっくんが咲良に電話をするとーー。
離婚するとは決まっていないのに…
小梅に迫られ、やっくんは咲良に電話します。どうやら、麦ちゃんは咲良と一緒にいるよう。そして、咲良はやっくんからの電話を喜び、好物の豚キムチを作って帰りを待っていると伝えました。待っていると言われても……どこへ帰ればいいのか分からず、やっくんは戸惑います。居場所を聞くと、咲良は「私たちの新居よ。決まってるでしょ?」と答えました。
小梅とやっくんの離婚は成立していませんが、咲良はすでに新居の準備を進めていたようです。やっくんが美容師として独立するために借りた店舗の2階が居住スペースになっており、そこを契約したと話します。店舗の内装のこと、引っ越しのこと、いろいろ決めなきゃとどんどん話を進める咲良。やっくんはそのペースに付いていけません。鬼気迫る様子の咲良に脅威を感じるものの、どうすることもできず……。
一方の小梅はやっくんから住所を聞き出し、娘の元へと急ぎます。ドアの前まで来ると、麦ちゃんの泣き声が……。ドアを叩くと咲良が顔を出しました。
小梅とやっくんはまだ離婚の話をしていませんが、姉の咲良がひとりで暴走している様子。やっくんもどこか怯えていますが、こんな状態で一緒になってうまくいくのでしょうか……。そして、咲良の居場所を突き止めた先に聞こえたきたのは麦ちゃんの泣き声。何事もないといいのですが、心配ですね。
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