義姉は子どもを送りだしたあと、毎日のように朝から義実家に来てダラダラと過ごしています。また、週末義兄が仕事になると、「どうしても断れない用事がある」と言って子どもたちを預けて、夜までどこかへ出かけてしまうのです。
義姉の自由奔放な性格と勝手な要求に、私たちは手を焼いていました。
優しい義両親と迷惑な義姉
そんなある日、私の実家から電話があり、88歳のおばあちゃんの誕生日会をするとのこと。義母は「たまの里帰り、ゆっくりしてきたらいいわよ~♪」、夫や義父も「のんびりしてくればいいさ」と快諾してくれました。
ところが数日後、義姉が突然「夏休みの間、旦那が仕事で1カ月いないから、私たちも実家で暮らすから。世話よろしく~w」と、夏休み中子どもたちと滞在すると宣言したのです!
呆れて物も言えない義父母……。私はこっそりある提案をしました。
妻の帰省と家族の一大決断
夏休み初日、宣言通り義姉は子どもたちを連れて家にやってきました。
私は「お義姉さんがこの間、『やっぱり実家が一番よね』と仰っていたので、私も実家に帰ります」と宣言。
そして義両親も「私たちも招待されたから、嫁のご実家にお邪魔することになったんだ」と一緒に行くことを伝えました。
義姉は「私たちが来るって言ってたのにどういうことよ! 子どもたちの宿題は誰がみるのよ? この子たちの遊び相手になってもらわないと困るのよ!」と大騒ぎ!
義兄からの大切な話を聞いてみると
騒ぐ義姉を尻目に、私たちは帰省しました。実は私の実家は北海道。すぐに帰れる距離ではありません。義両親も来るということで、私の両親は北海道を大喜びで案内していました。途中で夫も合流し、楽しい夏休みを過ごして、約3週間後に帰宅しました。
すると義姉の夫・正さんから義父に「大切な話があるから集まってほしい」と電話がありました。帰宅し集まって話を聞くと、正さんは「僕たち、離婚しました」と驚きの事実を伝えたのです。
離婚の理由は義姉にあり
離婚の原因は、義姉が子どもたちを正さんの父母に預けて不倫していたから。子どもが熱を出したので、正さんの母が義姉に連絡を入れてもまったく連絡がつながらず、出張中の正さんに連絡がいったことで事実が発覚したそうです。
正さんは離婚を決意して親権を獲得し、子どもたちと実家に戻ることを決めたとのこと。これからも子どもたちが望めば、義姉や義両親には会わせるつもりだと言ってくれました。
離婚の原因となった義姉は「実家に戻る」と言いったそうですが、義父が「この家にお前の居場所はない!」と厳しく言い切り、出禁になったよう。義姉は自身の生活費と慰謝料の支払いのため、昼夜休みなく働かなければいけなくなったそうです。
育児は思い通りにいかないことも多く大変なときもあります。しかし、親に子どもを預けて不倫をするのはいけません。育児を1人で抱え込まず、周囲と協力しながら楽しみたいものですね。