眼鏡痕が消えない…これって色素沈着?
ある朝、いつものように洗面所で顔を洗っていたときです。何げなく鏡に映った自分の顔を見ていると、鼻の付け根部分が黒ずんでいるのに気付きました。触ってみると少しへこんでおり、位置的に眼鏡の鼻パッドの痕だとわかりました。特に鼻をしげしげと見ることもなかったのでこのときまで気付かずにいました。
それからは鏡を見るたびに鼻の付け根部分を見るようになりました。すると眼鏡を外してしばらく時間がたっても鼻の黒ずみが消えないことが判明。ファンデーションを塗るとわからなくなるものの、すっぴんになるとやはり鼻の黒ずんだ眼鏡痕がかなり気になります。時間がたってもなかなか眼鏡痕が消えないのは肌の老化のせい? 若いころはこんなにずっと痕が消えないことはなかったのに……。
そこで、眼鏡痕についてネットで少し調べてみると、同じ場所が眼鏡の鼻パッドで圧迫され続けることで色素沈着を起こすことがあるそう。眼鏡痕を放っておくとシミになると知り、慌てて対策することにしました。
目立つ鼻の眼鏡痕を消す方法を試してみる
眼鏡痕対策としてまず試してみたのは、眼鏡の鼻パッド部分にシリコン素材のクッションシールを付ける方法です。私の眼鏡はプラスチック製だったため、鼻パッド部分をやわらかい素材に変えることで鼻への圧迫を軽減してくれるのではと思い、ネット通販でクッションシールを購入。ただ、クッションシールを取り付けた最初のころはよかったのですが、私の眼鏡の形状には合わなかったようで1週間ほどでシールがポロッと剥がれてしまいました。
次に試してみたのは、ドラッグストアでシミ予防として売られているクリームを買って来て色素沈着をケアする方法です。シミ予防クリームを1カ月ほど鼻に塗ってみましたが、残念ながら鼻の眼鏡痕が薄くなる様子はありませんでした。仕方なく家にいるときは眼鏡の鼻パッドと鼻の間にティッシュを挟んで、摩擦を抑えてその場しのぎの対応をすることに。眼鏡がずれるたびにティッシュを挟み直すのが面倒になり、結局2日で断念しました。
眼鏡を変えたことで鼻の色素沈着が改善
やはり眼鏡痕の根本的な原因は眼鏡の鼻パッド。それならば鼻パッドのないタイプの眼鏡に変えてしまったほうがラクなのではと思い眼鏡店を回り、探しました。
鼻パッドのない眼鏡は思っていたより種類が少なく、近場の眼鏡店2店は取り扱いなし。3店舗目は鼻パッドのない眼鏡が1種類だけあったものの、形がどうしても好みに合わず。4店舗目に訪れた眼鏡店で、ようやく自分が気に入る鼻パッドなし「NEOJIN(ネオジン)」という眼鏡に出合いました。一般的な眼鏡のように鼻で支えるのではなく、こめかみと耳部分で支える構造になっています(写真参照)。
フレームとレンズを合わせて24,000円(購入時価格:税抜き)と、一般的な眼鏡に比べて高いなと感じましたが思い切って購入することに。鼻で眼鏡を支えることに慣れているので、鼻パッドなし眼鏡は少しずれやすいように感じます。しかし、鼻パッドなしの眼鏡に変えたことで鼻への圧迫がなくなり、黒ずんだ眼鏡痕は完全ではないものの徐々に薄くなってきました。鼻にこれ以上の痕が付かないことを考えたら、眼鏡を変えてよかったと思っています。
まとめ
いつの間にかくっきりと付いてしまっていた鼻の眼鏡痕。眼鏡がこんなに肌を圧迫しているとは気付きませんでした。そして、こんなにも眼鏡痕が消えないものだとも。実際に眼鏡店で探してみて、鼻パッドなしの眼鏡がほとんど売られていなかったことも驚きでした。眼鏡痕は徐々に薄くはなってきましたが、少しでも早く消えるように美白クリームでのケアもしてみようかと思っています。
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※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
イラスト/村澤綾香
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